見出し画像

海外リモートワークに必要な50のチェックリスト

みなさんこんにちは、モノグサでBusiness Planningをしている亀井です。

私は海外旅行が趣味で、これまでに92カ国を訪問してきました。
仕事をしながら海外旅行もできたら最高なのでは...!?
と思い、海外リモートワークも前職・現職合わせて3回してきました。

ということで、本記事では正社員として働きながら短期間の海外リモートワークを行うコツをチェックリスト形式でお伝えします!
なお、日本企業で働く人が、海外にいながら日本時間で働く前提で記載しています。

これまでの海外リモートワーク遍歴
ヨーロッパ最後の秘境ウシュグリ村からのWeb会議、右下の背景は合成でもない本物

Step0. 海外リモートワークに向いている会社・職種か

職種や会社の文化・制度で向き不向きがあるのは事実です。
私は運よく前職・現職ともに恵まれていました。

✓顧客訪問有無
顧客訪問が必要であれば、時期や期間が制限される
✓電話対応有無
メールはどこでも受け取れるが、電話は受け取りにくい
✓リモートワーク文化
リモートワーク慣れしている会社であれば承認されやすい
✓前例
海外リモートワークの前例があるとなお承認を取りやすい

Step1. 国・都市を選ぶ

リモートワークという観点で見るべきポイントは以下です。

✓ビザ
滞在期間分のビザは取れるか
✓物価
日本と同水準もしくはそれより安いか
✓ネットワーク
SIMカードでLTE,4G,5Gが出るか
✓インフラ
停電しないか
✓治安
街を歩けるか
✓エスケープ手段
PCやケーブル故障時に修理・販売してくれるお店があるか
✓グルメ(現地)
美味しい現地グルメがあるか
✓グルメ(その他)
現地グルメに飽きた時の代替手段(日本・中華レストランや大手チェーン店)があるか
✓時差
日本時間とどれくらい離れるのを許容するか*

時差について
時差の長短はそれぞれメリット・デメリットがあり、どの生活リズムが合うかは個人差があるのでご注意ください。私は5時間の時差は問題なかったですが、7時間は少し辛かったです。

時差が5時間あるジョージアであれば、日本時間の午前中に働き、午後から1日トレッキングすることも可能

Step2.時期を選ぶ

滞在としてのベストシーズンと仕事としてのベストシーズンが被る時期を狙いましょう

✓仕事の閑散期
業務量や時間を調整しやすい
✓社内イベントがない
展示会、合宿などオフラインの行事がない
✓日本の祝日を挟む
有給を取らずとも遊ぶことができる
✓現地の祝日を挟まない
内容によっては公共交通機関が止まるなどのリスクがある
✓雨季でない
晴れの方が気分がいい
✓ローシーズンでない
宿が交通手段が制限されるリスクがある
✓ハイシーズンでない
宿が交通手段が確保できない、高価なリスクがある

4月中旬~5月中旬でリモートワークをすれば、航空券はあまり高くなくGWをまるまる現地で満喫できる

Step3.承認を取る

多くの方の協力があって初めて海外リモートワークは可能になります。
心地よく実施できるよう、準備は念入りに行いましょう

✓社内ルールの確認
出社推奨日など社内ルールに抵触しないか確認
✓上司の承認
早めに頭出しを行い、承認に必要な論点を整理しておく
✓リスクの排除
Wi-Fi環境を複数整備するなど、社内承認に向けてリスクになりそうな点を取り除く
✓人事・労務の承認
勤務時間の取り扱いなどの確認も合わせて行う
✓同僚への連絡
連絡に合わせて、社内チャットツールの表示名も変えておく
✓関係者への連絡
取引先に電話を取れない旨などの連絡をする
✓Mtg時間の調整
1on1など調整しやすいMtgは現地の早朝・深夜を避けた時間に変更する

社内への報告Slack

Step4.持ち物を準備する

普段の仕事で使っているもの、現地で仕入れることが難しいものを中心に持っていきましょう。

✓航空券
必須
✓ビザ
必要な国なら必須
✓PC
必須
✓PCアクセサリ
マウス、PCスタンドなどを普段使っていれば
✓社用携帯
基本は機内モード&私用スマホのテザリング接続
✓タブレット
外部モニターっぽく使うことも可能
✓延長コード
作業机とコンセントが離れている可能性もあるので2~3個あってもいい
✓日本食
おすすめはごま油、柿ピー、袋麺、無印の常温料理
✓箸
日本食は箸で食べる方が美味しく感じる、Airbnbには基本的にない
✓コーヒー
フィルターコーヒーがあれば早朝でも美味しいコーヒーを飲める

宿近くの公園にて。究極PCとネットワークさえあればなんとでもなる

Step5.宿を抑える

ホテルではなく、Airbnbを利用することが一般的です。
滞在中に街や宿を見る解像度が上がるので、出国前は最初3日間の予約のみ行い、残りは現地に着いてから予約するのがいいと思います。

✓部屋タイプ
現地時間の早朝・深夜にWeb会議をするのであれば、声が漏れても問題ない「まるまる貸切」一択です
✓Wi-Fi
Wi-Fi有無だけでなく、速度も問題ないかレビューから確認しましょう
✓フルキッチン
日本食を作る、冷蔵庫に飲み物を入れるなどで重宝します
✓洗濯機
これがないと手洗いすることに...
✓仕事専用スペース
ソファーの場合もあるので、必ず画像を見て確認しましょう
✓近くにスーパーがある
水など買い揃えるべきものが意外と多いです

泊まってよかった宿

Step6.行く

現地滞在を快適にするアプリなどを入れましょう。
「xxx(国名) 便利アプリ」で検索すると主要アプリは分かると思います。

✓SIMカード
通信無制限のプランを契約する
✓タクシーアプリ
荷物が多い、公共交通機関で行きにくい場所に行く時に
✓デリバリーアプリ
打ち合わせが続いてお店まで行けない時、一人で注文しにくい料理を食べたい時に
✓時差ボケキープ
土日もできるだけ日本時間ベースで生活する

デリバリーアプリ例Step7.帰る 感謝を示すためのお土産などを買っていきましょう。

Step7.帰る

感謝を示すためのお土産などを買っていきましょう。

✓お土産(同チーム用)
小分けのおやつやお酒など、お酒の関税は意外と安い
✓お土産(全社用)
おすすめはドデカいクッキーやビスケット
✓時差ボケ予防
機内やトランジットもでできるだけ日本時間で過ごす

南アフリカから帰った時のお土産

さいごに

ジョージア土産のつもりがウクライナのクッキーを買ってしまっていました(笑)
(ウクライナ人インターン生の指摘により発覚)
どの国で生産されたのかはきちんと見ましょう!

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!