【INTERVIEW / Sales】モノグサCEOと"ハモった!" 自分の可能性を信じて挑戦できる人を増やしたい
2023年3月にモノグサに入社し、セールスのポジションで活躍する池本さん。これまでのキャリアや、モノグサに転職した理由、モノグサでの業務、今後の目標などについて詳しくお話しいただきました。
自分の可能性を信じる後押しがしたい
――モノグサ入社までのキャリアについて教えてください。
池本:大学を卒業後、新卒で株式会社リクルートに入社しています。6年間勤務した後、モノグサに入社しました。
――リクルートに入社した理由を教えてください。
池本:リクルートに入社した理由は、人の可能性を信じることを大切にしている企業だと感じたからです。
私には、「誰かが人生の大事な決断を行ったり、挑戦したいけど不安だったり、そんな時にその人の背中を押せるようなことがしたい」という思いがあります。就職活動に際して、これが実現できる仕事は何か、実現できる環境はどこか考えるようになり、企業選びの軸になっていきました。仕事は人生の大部分を占めるものですし、自身の価値観とマッチするかどうかは重要だと考えていました。
人の可能性を信じ続けることを当時採用のキャッチコピーに掲げるリクルートグループで、自分も人の可能性を追求してみたいと思うようになり、入社を決意しました。
――池本さんが、人の可能性を信じることを大切にしたいと思ったきっかけは何だったのでしょうか?
池本:学生時代に人間関係で悩みを抱え、自信が持てなくなり、人目を気にしておとなしくなってしまったことがあったんです。そんな中でも、これはやりたい、頑張りたいと思えるようなことがその時々にあり、実際に取り組んで成果を出せたことで、自分の可能性を信じてあげたいと思えるようになりました。
――具体的にはどんな取り組みをされたんですか?
池本:高校、大学時代にそれぞれ印象的なことがあります。
高校時代はハンドボール部に所属していました。かなり力の入った部活で、部員も運動が得意な子たちばかりでした。体力面・筋力面共にチームの中では常に最下位という状況でとても悔しい思いをしていました。その中で私はキーパーを担当していました。キーパーはチームの砦であり、自分がゴールを守れれば絶対にチームを負けさせないポジションです。チームに貢献したいという思いから、学年で一番ではないかと思えるくらいの量の自主練習をこなしました。自分たちの学年が部をしきるようになる頃には、大会でチームとしてもプレイヤーとしても結果を出せるようになりました。個人では、キーパーとして優秀選手賞をいただきました。体力も部内で上位に入るようになり、「成し遂げたい目標に対して、コツコツやっていればこんなところまでこれるのか」と自信につながりましたし、見える景色が変わったように思えました。
それから、大学時代に参加した2週間の海外インターンも自分にとって大きな出来事でした。とある店舗の集客数の改善にチームで取り組んだのですが、最初はメンバーとの連携方法が分からず、ストレートにお願いをして軋轢が生まれたら嫌だな、もういっそ一人でやってしまおうかな、ということを考え遠慮がちにコミュニケーションを取っていました。刻々と期日が迫る中、このままではいけないと思い勇気を出し、メンバーへ役割を振り分けて、チームとしての方向性や目指すべきゴールを共有しました。自分の意見をぶつけてみることで結果的に、集客に寄与でき、一つ自分の殻を破ったことで成功できたという経験になりました。
高校時代の部活での経験、大学時代のインターンの経験から、自分は自分の想像する以上の力を発揮できる可能性があること、そしてそれが、自分だけでなく周囲のためになる可能性があることを実感しました。
誰もが人生の中で「この選択次第で未来が変わるな」という瞬間を、大なり小なり体験すると思います。そのときに、自分の可能性を信じて、未来に期待して、飛び込めるかどうかは大事だなと思うんです。
だから、自分自身ももっと可能性を広げてできることを増やしたい、自分以外の方の背中も後押ししたいと強く思っています。
――リクルート入社後、どのようなお仕事をされていたか教えてください。
池本:新卒採用のサービスの営業職として新規営業、既存顧客営業、エンタープライズ営業を経験しました。始めの3年間は岡山県で新規営業、その後、石川県・福井県で新規営業と既存エンタープライズ営業、最後の1年は東京に戻り勤務していました。
具体的には、顧客である企業の担当者様と一緒になって採用広報活動を行ったり、その前段階として採用のビジョンを明確にするお手伝いをしていました。私は、新卒採用は「会社の未来への投資」と考えています。会社にとっての未来への投資として入社してほしい人物像を明確にすること、その人物像に響く企業メッセージやインターンシップでの体験を設計することを通じ、企業側・学生側双方にとって納得感のある出会いを提供できることを目指していました。
中には私と企業の担当者様とで考えて送ったメッセージを受け取って選考に来てくれた学生もいて、非常にやり応えを感じる仕事でした。また、新卒採用をはじめ人材に対する考え方が私とすごく合う企業の方との出会いもありました。「ハモる」と言うのが一番しっくりくるでしょうか。人を大事にしたいという考え方にお互い共感できると、お仕事をご一緒する中でもより一層やりがいを感じました。
もちろん、企業によって考え方も様々で「採用=未来への投資」というイメージを持っていただけない場合もあります。その場合は、より未来へのつながりをイメージしやすい形でお話を進めていくなど工夫をしていました。既に顧客の企業様が明確にしている最低限の要望はもちろん、こちらからの提案の中で信頼を獲得し、さらなる提案につなげ、長期的に最終的な未来の提案をしていくような仕事でした。
――モノグサに転職した理由は何だったのでしょうか?
池本:数年間のキャリアを積み20代後半というステージに入り、働き方や大事にしたい価値観について再び考えるようになったことがきっかけです。
新しく挑戦する環境では、若い世代の前向きなエネルギーを肯定してあげられるような仕事や、チャレンジするために必要な自己肯定感を上げることへ貢献できるようなことがしたいと思いました。クラウドファンディングや教育系の分野を見ていたところ、モノグサに出会いました。様々な企業をみていましたが、モノグサの"記憶"という領域に面白さを感じましたし、入社の一番の決め手でもあります。
記憶は、勉強というカテゴリーはもちろん、誰にとっても必要な人間の本質を構成するものです。ここにアプローチするというのはとても理にかなっていて面白いと思いました。子どもや教育だけでなく、それ以外の領域でも広く多くの人に役立つソリューションとして提供できるイメージを持つことができました。
可能性の広さに魅力を感じる一方で、日々なんらかの勉強に取り組む必要がある学生への貢献度の高さも魅力的でした。前職で新卒採用に関係する仕事に就いていたことから、学歴で自身の選択肢を自ら狭めてしまったり、狭めざるを得ない学生を目にし、過去の勉強の成績、特に大学受験の結果などが原因で自分の将来に自信を持てない方がいることを知りました。
もちろん勉強の成果によって人の良し悪しが決まることはないですが、まだまだ学校の成績で評価されることがあると思います。小さな成果であっても属する組織の中や自分自身の中で、あるいは他者との比較の中で結果が出て嬉しかったという成功体験を獲得する機会を増やすことで、多くの子どもたちが自信を持ったり、他のことにも挑戦しようと思ったりできる、そういった循環をMonoxerを通じて生み出せるのではないかと感じました。
身近なこととして、姉が発達障害の中でもグレーゾーンという難しい特性を持っており、漢字を憶えることが得意だったり、中学受験も成功していたりと、得意なこともたくさんある一方、他の人と同じようにできないこともある姿を見てきました。それぞれの得意・不得意に合わせてその子にとっての「できる状態」を達成させるサポートをしたり、テクノロジーの力で発達障害やグレーゾーンの人たちの教育課題を解決できる糸口にもなるのではないか、というMonoxerの可能性にも惹かれました。
また、選考でCEOの竹内さんともこういったMonoxerの可能性についてお話しをした際に「ハモった」ことも入社の決め手です。「Monoxerを本気で全人類に届けることを目指している」とお話いただき、シンプルにジョインしたいなと思いました。
Monoxerを通じ、成績向上だけでなく子どもの可能性を広げることもできる
――モノグサのセールスとしての業務について教えてください。
池本:私は塾チームの営業を担当しています。塾の先生とのやりとりは、前職で経験した法人営業と全く違っていて、また別の面白さを感じています。
――面白さややりがいについてはいかがでしょうか。
池本:まず、塾や先生によって教育や生徒への想いが全く異なることに、セールスとしてお話しする中で面白さを感じます。また、Monoxerの学習成果は学習者の記憶度や小テストを通じて可視化できるため、自分が学習者の成績向上に貢献できたと感じられることがやりがいにつながっています。例えば、「成績中位、下位層の学習者の小テストの点数が伸びた」と担当の先生からヒアリングできた際には、自分が子どもたちの小さな成功体験をつくる一つの役割を担えていると実感できます。また、点数が伸びるというのはそれだけのことではないなと感じます。なかなか点数が取れない子が小テストで合格点が取れたことを自分から先生に報告してきてくれたというケースがあります。これは想像でもありますが、「やっても自分はできないな」と少し後ろ向きな気持ちから、「ちゃんと学習したら自分にもできた」という嬉しい気持ちに変化し、そんな自分が誇らしくなって「頑張りを認めてほしい」、「褒めてほしい」という子どもの内面の変化の表れだと思うんです。
Monoxerでしっかり学習をこなせば、1週間という短い期間でも学習の成果が表れるのも、特長であり、セールスとしての喜びにもつながっていると思います。結果だけでなく、成績向上に向けて勉強しているプロセスも確認できるので、学習者一人ひとりに向き合うことができる嬉しさもあります。
――大変なことはありますか?
池本:先に面白さとして挙げた、先生ごとの考え方の違いも、翻せば大変な部分ですね。また、現場の先生がどのような行動を取っているかを知らなければ、Monoxerの導入をうまくご提案できないことが難しさだと感じています。どのくらいの時間を生徒の対応に使っていて、パソコンを見る時間にどれくらい使えるのか、塾によってかなり分かれる部分です。ストレスなく使っていただけなくては意味がないので、Monoxerの導入・運用が円滑に進むように、先生方の現場での課題感をすり合わせ、並走していくことを心がけています。
"できた"の総量を増やし、新たな挑戦の後押しを目指す
――池本さんの今後の目標を教えてください。
池本:今以上に、子どもたちの成績向上と内面のポジティブな変化を増やし、見届けていきたいです。Monoxerのプロダクトが提供する成績向上や成功体験の獲得の先にある、子どもの可能性を広げるような取り組みについて、まだまだ貢献できることもあるのではないかと感じています。子どもの将来の可能性を広げていく方法や先生方と議論する機会も広げていきたいです。
まだ全ての子どもたちがMonoxerを通じて成功体験を獲得できている訳ではありません。Monoxerによって自分なりの"できた"を感じられる機会を増やして、また別の成功体験の機会につなげられるようにしたいです。
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