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データドリブン・サウンドボルテックス

こんにちは、Dataチームのソフトウェアエンジニアをしている大橋です。今日は仕事とは一切関係のない話をします。


SOUND VOLTEX(サウンドボルテックス)とは?

ゲームセンターで遊べるアーケードゲームで、上手くプレイすると新規18Sという景品がもらえます。要するにUFOキャッチャーみたいなものです。

導入

筆者の所属するDataチームのミッションは会社をデータドリブンにすることです。データドリブンであるためには、データ基盤のようなインフラがきちんと整備されていることは大前提として、ユーザーの方でもデータは有用なものであると感じていただき日々の業務で活用していただく必要があります(データの民主化)。

というわけで今回はみなさんにデータを有用性を感じてもらうために、体を張ってデータの有用性を検証しました。筆者が余暇時間の大半を投じているSOUND VOLTEXについて以下の変数を計測した結果から有用な知見を引き出していこうと思います。

  • 説明変数

    • 前日の睡眠時間

      • スマートウォッチで記録した値をそのまま入れています

    • 出社: 筆者(千葉県在住)がプレイする前に東京都内に行ったかどうか

      • モノグサのオフィスは飯田橋(東京都千代田区)にあります

    • 入浴: プレイする前に入浴したか。プレイした後やシャワーだけの場合はカウントしない

    • カフェイン: プレイする2時間前以内にカフェインを摂取したか

      • 目安摂取量は80mg(エナジードリンク1本分)

    • プレイ回数

  • 目的変数

    • 新規18S: 景品。もらえるととても嬉しい

カフェインで翼を授かる

カフェインがスポーツによい影響があることはよく知られています(https://sndj-web.jp/news/001156.php など)。カフェインがUFOキャッチャーに有効であるという説は聞いたことがありませんが、SOUND VOLTEXの場合はどうでしょう。
カフェインを摂取した時としてない時での新規18Sの個数を集計してみました。

カフェインがある時はないときに比べて1プレイあたりの新規18Sが0.035個増えているようです。

よく寝ましょう

徹夜したり寝不足になると判断力が低下するのは誰しも経験したことがあるのではないでしょうか。前日の睡眠時間で条件付けした時のデータを集計してみました。縦軸は1プレイあたりの新規18Sです。

睡眠時間が6時間を下回ると明確に調子が悪くなるように見えます。主観的にも6時間を切ると明確にしんどくなるので、この結果は納得です。

在宅勤務最高! 会社ありがとう……

モノグサは会社として週1回の出社を義務付けていますが、それ以外の日に出社するかどうかは自由です(ありがたいことです)。主に子育てや介護をしている人にメリットが大きい在宅勤務ですが、独身で暇さえあればゲームばっかりしているぼくのようなヤツにもどうやらメリットがあるようです。
以下に出社したかどうかで条件付けした時の成績を示します。

出社するかどうかでけっこう効率が違います。通勤時間が片道1時間程度なので、この疲労が影響しているのかもしれません。
この結果は自分でも驚いていますが、会社も在宅勤務制度を通じてぼくの趣味を支えてくれているのだなあと解釈しています。

風呂上がりにまた汗をかくのがデータドリブン

お風呂、気持ちいいですよね。入ったら体が軽くなった気持ちになりますが、本当に軽くなっていてゲームの調子がよくなっていたらいいなと思いデータを取ってみました。

効率が3倍近く違い、驚くべき結果です。正直なところこのゲームは結構汗をかくので風呂に入った後はやりたくないのですが、これがよいのであれば仕方ありません。

感想

今回の分析に高度なものは一切ありませんでしたが、有用かつ実践可能な知見が得られました。みなさんもぜひ日常にデータの観点を取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回得られた知見をもとに以下の施策を実施しました(カフェインは睡眠時間との両立が難しいので諦めました)。

  • 入浴時間を前倒しし、ゲームセンターにいく前にする

  • 睡眠時間は6時間を厳守する

  • 出社日はなるべくゲームの休養日とする

結果としてこの記事を執筆している現在新規18Sは合計で100個になりました。実施しなかった場合と効果を比較できないのが残念です(因果推論の根本問題)。

結び

統計学のよいところは過程をすっ飛ばして原因と結果の関係を直接教えてくれるところだと思っています。過程に仮定を置かないというその特徴は学問の適用範囲を極めて広いものとしており、医学や工学のような広く知られた分野から今回のように趣味のゲームにまで適用できてしまいます。

もちろん、当社の事業領域である記憶も例外ではありません。記憶という広大かつ未知な領域を、データという武器を持ってともに探究する仲間を求めています。ご興味のある方、ぜひ以下のリンクからご応募ください。カジュアル面談も大歓迎です。

SOUND VOLTEXがUFOキャッチャーとは似て非なるゲームであることをご存知の方もお待ちしています。オフィスにおうちボルテが置いてあるので一緒に遊びましょう。

謎のリンク: https://vaddict.b35.jp/user.php?player_id=SV-1369-5556

補足

SOUND VOLTEXは株式会社コナミデジタルエンタテインメントの登録商標です。

本記事は商標権者とは無関係に、モノグサ株式会社の従業員である筆者が余暇時間をかなりSOUND VOLTEXに捧げて得た知見をもとに執筆されました。