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【INTERVIEW / カスタマーサクセス】人生の転換点は、❝山ダッシュ❞!人生が変わる「成功体験」の重要性

2022年8月に入社し、カスタマーサクセス(以下、CS)のポジションで活躍する宮薗さん。これまでのキャリアから、モノグサでの働きがいや、今後の目標について詳しくお話しいただきました。


情報工学からコンサルの道へ モノグサの可能性に惹かれ転職

――モノグサ入社前の経歴について教えてください。

宮薗:地元の中学を卒業後、高等専門学校に入学し、その後、編入という形で大学に入りました。専攻は、高専・大学ともに情報工学です。大学卒業後、新卒でコンサルティング会社に入社し、ITを主とするプロジェクトに携わりました。

――高専や大学で学ばれていた情報工学の分野だと、エンジニアの道に進まれる方も多いと思います。他にもいろいろな分野と接点があったと思いますが、どのように進路を決定したのでしょうか?

宮薗:確かに、学生時代に興味を持っていたことは他にもありました。
例えば、大学時代には高専生のキャリアを支援するスモールビジネスに携わったんです。先生方や仲間と一緒に、熱量高く取り組んでいました。しかし、これを卒業後も続けられるだろうかと考えたとき、今の自分では力不足だと感じたんです。社会に出て、企業で力をつける必要性を感じました。

幅広いコンサルティング事業を行っていた前職では、テクノロジーやビジネスについての視野が広げられると考え、またITとの関連も高いことから、学んできた情報工学の知識も活かせると思い入社を決めました。

また、エンジニアなど専門性を求められる道に進む人も多かったです。私の周りだと9割はその道に進んだのではないでしょうか。また、大学に進学せず、高専卒業後すぐに就職する方も多かったです。そして、そういう方たちはとても優秀でした。

私は、高専・大学と情報工学分野を学びながら、周囲の方を観察する中で、「自分はこの人たちに勝てないな」と思ったんです。本気でプログラミングが好きな人たち、楽しくて取り組んでいる人たち、そういった方たちと自分は違うと気付きました。私は、プログラミングが好きなのではなく、ゲームのようなプログラミングで出来たものを消費することが好きだったんですよね。ですから、「心から好き」という人と努力して張り合ってもきっと勝てないんです。

自分の価値を別の方向で発揮させようとするならば、何をしていくべきかと考え、見えてきた道に進みました。人に貢献し感謝されることが好きなので、対顧客の仕事に関心を持ったという部分もあります。

――前職での仕事はどのようなものだったのでしょうか?

宮薗:いわゆるITのコンサルティング業務に携わっていました。プロジェクトごとに分かれていて、それぞれ2,3年スパンで回っていきます。さらにその中でもフェーズが分かれているので、その時々で繁忙期と落ち着いた時期と移り変わっていくイメージです。サイクルがあるので、ふと自分の業務について棚卸ししてみる時間や、これからのキャリアについて考える時間がありました。

――キャリアの転換点はどこだったのでしょうか? 転職を考えたきっかけは何だったのでしょう?

宮薗:当時の仕事は楽しかったのですが、状況を整理して考えていったときに、この仕事を5年、あるいは10年と続けていくイメージが湧かなかったんです。新しいことに挑戦したいという思いが明らかになってきて、ではどういった領域なのか考えていきました。学生時代から学生を支援するビジネスをしていたこともあり、教育への思いは強いと再認識できました。
漠然とそういった領域で仕事をしてみたいと思い、部署異動などを検討していたところ、思いがけない出会いがありました。学生時代からお世話になっていたエージェントの方から偶然モノグサをご紹介していただいたんです。

――キャリアについて考えていたタイミングで、モノグサを知っていただいたのですね。どのような印象を持ちましたか?

宮薗:転職に対して強い気持ちがあったわけではなかったので、まずは軽い気持ちでカジュアル面談をさせていただいたんです。そこで、モノグサという会社について詳しく教えていただいたのですが、会社の目指している方向にとても共感しました。

世の中にはいろいろなサービスがあり、その必要性や可能性について理解は促すことはできていても、結果につながるかどうかはわからない、ということが多いと思います。

モノグサの事業は、結果につながるという納得感があったんです。また、教育など特定の領域に限らずどんどん広げていこうという姿勢が素敵だと思いました。

教育というところに戻ってしまいますが、私が学生時代にキャリア支援のビジネスに取り組んでいたのも、教育というまず一歩目の成功体験を通して、その先の可能性を広げてほしいという気持ちがあったからなんです。選択肢を広げるためのサポートを担うというのは、まさにモノグサが担うことそのものだと思いましたし、やってみたいと思えました。

――CSという職種についてはどのように考えていましたか?

宮薗:やはり、自分はテクノロジーの方面で専門性を発揮するより、対顧客といった場面で強みを発揮できるのではないかと考えていたんです。
短い期間ではありますが、コンサルとしてお客様と対峙した経験もありましたし、CSは自分の強みを活かせる職種なのではないかと思いました。

関与できることが多く手応えを感じるモノグサのCS

――モノグサのCSとしての業務について教えてください。

宮薗:私は主に大手の塾を中心に担当しています。これまでの経験から、相性が良いのではないかということで、入社当初からこちらを任せていただいています。

まだまだ至らない点が多く、自分のキャパシティのなさに打ちのめされることもありますが、関係者の皆さんは本当に良い方たちばかりなんです。日々、サポートやフィードバックをいただいて、とても助かっています。

――モノグサのCSとしてのやりがいはどういった点でしょうか?

宮薗:日々、CSとして業務をさせていただく中で、先生方からの信頼を獲得することで、先生方がよりオープンに接してくださるようになり、様々な課題に一緒に向き合って解決できることが、やりがいであり喜びですね。私はCSを担当してまだ1年ですが、以前よりも着実にできることが増えている実感があり、任せていただけることも増えていると感じています。

また、事業開発的な側面からプロダクトの価値そのものを高めることができるのもポイントだと思います。生徒さんや先生方に良いと思っていただけるものをつくる、感覚を共有して、プロダクトに反映させる、こういった取り組みは面白いですし、他では味わえないものだと思うんです。他の企業だと、プロダクトを変えることができる余地は少ないですよね。

❝山ダッシュ❞を通して「成功体験」を積み、人生が変わる

――今後の目標について教えてください。

宮薗:CSとしては、自分が関与できる範囲を広げていきたいというのが、まず1つです。今は主に、お客様のMonoxerの運用や仕組みづくりに携わっていますが、将来的には、インパクトの大きい課題に向き合いながら開発的なところにもアプローチしていきたいと考えています。それによって、より多くの方にMonoxerを届けられるようになると思うんです。

Monoxerは拡張性の高いプロダクトだと思います。より多くの成功体験を、より多くの方が積むことができるようになると考えているんです。

――成功体験というキーワードがありましたが、宮薗さんが考える成功体験の重要性とはどのようなものなのでしょうか?

宮薗:成功体験の先に、「これに挑戦してみよう」「この道に進んでみよう」といった選択肢が現れると思っています。成功体験があれば可能性が広がるし、人生に前向きになれると思うんです。

私がこのように考えるようになったのは、小学校の時代の恩師との出会いが大きいですね。とてもユニークな先生でした。人生について問いかけてきたり、何か質問したら思わぬような答えを返してきたり、40kmの道のりを自転車通勤していたりと、子供ながらに破天荒な先生だと思っていた記憶があります。

当時、私はソフトボール部に所属していたのですが、好きでやっていたというよりも、皆入っているからという同調圧力で続けていて、うまくもなれず、レギュラーにもなれずいたんです。それがなぜか、6年生になったときに、人をまとめるのが上手という理由でキャプテンに選ばれて、「うまくもないのに、どうしたらいいのだろう」と困惑したんです。そこで、先生に相談したんです。

先生は私の相談にすぐ答えるわけでなく、昼休みに校門の前に出てきてと言いました。「きょとん」としつつも、時間通りに向かうと、なんと、先生が外に走り出したんです。「ついて来い」とだけ言われ、私は驚きながらも一緒に走りました。そして着いたのが、山です。昼休みの間に、その山を登って、そして降りて。先生は、「とりあえず、明日からこれを繰り返せ」と言いました。まさかこうなるとは思わず、次の日も言われた通りにするか迷ったのですが、結局やり続けることにしたんです。

すると成長期というのも相まってか、どんどん体つきが変わり、足も速くなっていきました。数ヶ月続けると、いつの間にか走ることが自分の強みになりました。それから精神的な部分にも影響し、自信が生まれていました。そして、ソフトボールもうまくいき始めたんです。

それと、数ヶ月も山を走り続けていると目立つので「一緒にやりたい」というメンバーも増えましたね。全部が先生の想定通りだったのかはわかりませんが、結局いろいろなことがうまくいくようになったんです。

走ることが得意になったことで、中学、高専では陸上部に入りました。この❝山ダッシュ❞の体験がなければあり得なかった選択だと思います。

1つの成功体験で、その先が変わるんだと、当時は言語化まではできていませんでしたが、確かに実感した出来事だったんです。

――成功体験を与えるもの・人を重要視されているのですね

宮薗:そうですね。そして、Monoxerに限らず、そういった可能性を持つものは存在すると考えています。

例えば、私はジムやトレーニング、サプリメントを展開する会社を受けようと思ったことがあるんです。そのような事業は体作りを通して人の成功体験を後押しするものといえますよね。体を鍛えることと、知識を習得することは、共通している部分も多い気がします。

それから、大学時代に携わっていた学生支援のビジネスもそうですね。学生時代に成功体験を与え、その先羽ばたいていく力にしてほしいと思っていました。

ただ、ここで私がMonoxerを選んだ理由、好きな理由をお伝えしたいです。
Monoxerは、拡張性が高く、そしてスケールが大きいプロダクトだと思います。通常、ひとつの商品が届けられる価値、相手は限られてきます。届ける範囲を広げようとしても、その商品を受け入れる土壌がそもそもあるかという問題がありますよね。起業して、何か理想の価値を提供するということを考えたときも、やはりスケールの問題を越えることが難しいと思うんです。

私は、特定の限られた人に価値を提供するよりも、Monoxerという広く届けられるプロダクトに関わりたいと思えたんです。広く、たくさんの方に幸せになってほしい、Monoxerに関わることで貢献したいし、できると思っています。

私が人生で大事にしている軸なんです。成功体験をつくること、そして最適な選択を得ること、これが重要だと思います。

Monoxerを通して成功体験にアプローチしつつ、コーチングなどを学んでキャリア支援の活動なども行って、良い影響を及ぼしていきたいです。
私にとっての❝山ダッシュ❞のような、自身が大きく変わる体験が増えていけばよいなと思います。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!