見出し画像

【INTERVIEW / PdM】プロダクトの成長に責任を持ち、人々がより充実して生きられる未来を実現する

23年1月にモノグサに入社し、Product Manager(以下、PdM)として活躍している岩楯さん。これまでのキャリアや、モノグサに転職した理由、モノグサでの業務、今後の目標などについて詳しくお話しいただきました。


数々の上場企業で新規事業に携わり、子供の誕生を機に興味を持った教育事業へ

――これまでの経歴について教えてください。大学卒業後はどのような会社に入られましたか?

岩楯:大学卒業後は大阪に本社のある総合化学メーカーに入社しました。もともと家電やガジェットが好きだったこともあって、化学メーカーで様々なものづくりに携われるところに魅力を感じたんです。

最初に配属されたのは工場の物流部門で、1年半勤務しました。ここでは現場の叩き上げの先輩方との濃密なコミュニケーションを通じて、ものづくりの何たるかや人付き合いの極意について学ぶことができました。

その後は本社の人事部を経て、アメリカのテキサス州ヒューストンにある海外子会社で1年間、経営企画の業務に携わりました。

――その後、イギリスの大学院へ留学をされたと伺っています。このことには海外勤務の経験も影響しているのでしょうか?

岩楯:そうですね。ヒューストンでは初めての海外生活だったこともあって、英語のコミュニケーションにはかなり苦戦しました。自分のビジネスパーソンとしての力不足もあいまって悔しさのようなものを感じました。

そこでもっと自分を鍛えたいと思い、会社を辞めてイギリスの大学院へMBAを取るために2年弱留学しました。

留学中に、ビジネスの基礎を学んだり、多国籍の環境の中で議論をリードしたりできたことはとても良い経験だったと思っています。

留学に行く前は帰国後に起業することを考えていたのですが、留学を終えてみると直近で解決したいと強く感じる課題がなかったんです。そこで、まずは新規事業に携わることのできる会社で経験を積みたいと考えました。

――帰国後はどのようなキャリアを積まれましたか?

岩楯:モバイルゲーム企業、レシピサービス企業、リーガルテック企業で新規事業の立ち上げに携わりました。

レシピサービス会社時代にはCGMの投稿者コミュニティ運営をして、そこで寄せられた声をプロダクトへとフィードバックしていました。これは現在のPdMという仕事に繋がる経験だったと感じています。

また、リーガルテック企業で立ち上げた新規事業では既存の顧客基盤が強かったこともあるのですが、ローンチ数年で数億円のARRにまで成長させることができました。

――そこから転職を考えるようになったきっかけを教えてください。

岩楯:前職の環境にも満足していましたが、しだいにもっとスケールの大きな市場に向けてビジネスをしたいと思うようになりました。

加えて、自分に子どもが生まれたことで仕事観を見つめ直すようになったんです。より子どもにとって身近であったり、子どもの将来に役立つような事業に携わりたいと考え、教育系の企業に興味を持ちました。それから転職活動を行う中で、エージェントの紹介を通してモノグサに出会いました。

――モノグサのどのようなところに魅力を感じましたか?

岩楯:私の場合は、まずモノグサの選考プロセス自体から魅力を感じました。特に二次選考のケース面接では3時間近くもの間、先輩のPdMをはじめデザイナー・エンジニア・事業開発など多くのメンバーに関わってもらい、与えられたお題に対して解決策を考えたんです。

そこで丁寧にスキルを見てくれていることが伝わりましたし、結果の合否がいずれであっても納得ができるような選考だと感じました。「これだけ選考にコストをかけている会社は、良い会社なのだろうな」と思いましたね。

――ちなみに、ボードゲームもモノグサの選考プロセスに魅力を感じる一つになりましたか?

岩楯:それが最終選考のボードゲームに関しては、私はなぜか「ハイパーロボット」を選んでしまったのでかなり後悔しました(笑)。

「ハイパーロボット」は非常に難易度が高い上に個人戦なので、8人くらいで黙々と盤面を見つめている不思議な時間が流れていて(笑)。なんとか数個は獲得できたのですが、とにかく難しかったですね。

周りのメンバーが苦戦する中でCTOの畔柳さんが次々と獲得していったのが記憶に残っています。

――モノグサに入社する決め手となったことはありますか?

岩楯:実はモノグサから内定をいただいた後も、前職に留まることや他社からのオファーなど、様々な選択肢がある中で悩んでいました。

しかし、CFOの細川さん・マーケットプレイス担当の望月さんのお二人とお話をする機会があり、それが結果的に入社の決め手となりました。お二人とも話していて非常に視座が高いと感じましたし、このような人たちと働きたいと思ったんです。

特に、その時に望月さんから説明されたマーケットプレイスの構想が非常に興味深く感じました。モノグサのマーケットプレイスは既存の教材をただ載せる場所ではなく、教材をMonoxerに適切な形に再構築していくことで独自の価値提供をしていくのだと理解し、大きな可能性を感じました。

そのようにコンテンツの提供方法まで考えるようなサービスは世の中を探しても他になく、とても面白いと思いましたね。

成長の方向性を定め、全体のパフォーマンスを向上させるための役割を果たす

――モノグサのProduct Managerとしての業務を教えてください。

岩楯:マーケットプレイス領域のPdMを担当しています。私が入社したのが1月で、ちょうど4月以降のプロダクト開発のロードマップ策定に取り掛かるタイミングでした。そのため、3月までは開発における優先順位の決定や、現状の課題や解決策に関するヒアリングを重ねながらロードマップを策定していきました。

4月以降はロードマップに沿った動きが6割といった感覚で、残りの4割はBizサイドと連携して仮説検証のプロジェクトを進めたり、都度都度の開発優先度判断や課題の精査をしています。

――Product Managerについて、岩楯さんはどのような役割だと考えていますか?

岩楯:PdMとは、「プロダクトの成長に責任を持つ存在」であり、その中でも進むべき方向性と成長のさせ方を決めるところに自分の役割があると考えています。

日々の業務内においては、社内外からのプロダクトへの要望を開発側へスムーズに伝えるための「翻訳」や、目的に応じてやるべきことを明確にする「課題の交通整理」の役割を担っています。そのため、取り組む課題の定義などをドキュメント化してメンバーに共有する作業は重要だと考えています。

経験豊富なエンジニアであればこうした翻訳や交通整理なども含めて行える場合もあると思いますが、それによって開発に当てるべき時間が削られてしまう状況も発生しがちです。そのためPdMが間に入り役割分担をすることによって、結果的に全体のパフォーマンスを上げられるのではないかと考えています。

――これまでのご経験が、現在Product Managerとしての強みとなっているように感じることはありますか?

岩楯:はい。特に前職ではゼロからの事業の立ち上げだったので、仮説検証のためのユーザーヒアリングからリリースに向けた開発ディレクション、プロモーション、商談に至るまで全て担当しました。

その経験を経たことで、サービスを作るために何をしなければならないかについては一通り頭に入っている感覚があります。こうした土地勘があるため、現在自分たちの開発しているものがどこへ向かっていくかを見極められ、だからこそ「今、何をすべきか」といった優先順位の判断ができるように感じています。

Monoxerで社会人が勉強しやすい環境を作り、個人が多くの選択肢を持てるようにしたい

――岩楯さんが現在のキャリアへと至った背景となることや、考え方があれば教えてください。

岩楯:私の実家は煎餅屋を営んでいたのですが、自営業の苦労を知っている両親からは会社員として働けることのありがたみを教えられて育ったんです。その影響もあって、1社目を選ぶときは完全な安定志向でした。

それが、海外経験や留学を経て、意思決定を行う際にはワクワクする方やあえて大変そうな道を選んでいくようになってきました。結果として現在は管理や束縛をされずに自由に動ける方が成果を出せるタイプになってきたと考えています。だからこそ、自分で段取りを考えて進められる現在のPdMという仕事は性に合っていると感じています。

同じように、指示を受けるよりも自分で考えて動きたいタイプの方はPdMに向いている可能性が高いと思いますね。

――最後に、今後の岩楯さんの目標を教えてください。

岩楯:Monoxerを通して、社会人の人生の選択肢を広げたいと考えています。そのため、今後は特に社会人向けの領域に関っていきたいと思っています。

少し主語の大きな言い方になってしまいますが、日本のビジネスパーソンは勉強をしない人が多い感覚があります。その背景には勉強による成功体験が少ないことや、成功体験を得るまでの労力が大変だというイメージが強いことがあるのかもしれません。

しかし、勉強をすれば今よりも世の中が色鮮やかに見えるようになりますし、自身の選択肢が広がってより充実した人生を生きられる人が増えると思うんですよね。

ただ、現状だと日々の仕事やプライベートが忙しく、勉強をするのは時間的・体力的な負担が大きいことも理解できます。そこはまさにMonoxerがサポートできる部分だと思いますので、今後大いに取り組んでいきたいですね。

まだまだMonoxerには伸びしろが大きく、これから進化をしていった先には人々の人生を豊かにしていける未来が待っていることを想像してワクワクしています。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!