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【INTERVIEW / カスタマーサクセス】多くの人がやりたいことに手を伸ばせる未来をモノグサでつくりたい

2022年2月に入社し、カスタマーサクセス(以下、CS)のポジションで活躍する松平さん。これまでのキャリアから、モノグサでの働きがいや、今後の目標などを詳しくお話しいただきました。


モノグサとの出会いは思わぬきっかけ、身を投じて得た感覚を大切に


――モノグサ入社前のキャリアについて教えてください。

松平:モノグサに入社する前は、2つの企業と起業を経験しています。
まず大学卒業後、新卒でP&G Japanに就職しました。

私は就活の際、あまり軸を持っていませんでした。特定の入りたい企業・業界というのはなく、実際に様々な企業の選考を受ける中でその企業について知り、いいなと思うところを見つけるというアプローチをしていました。

P&Gは、取り扱っている商材に興味を持っていたことが選考を受けるきっかけになりました。普段からドラッグストアなどで商品を見かける機会があり、身近に感じていました。実際に選考を受けてみると、社風や雰囲気がとても魅力的に感じました。「この会社の方たちと働きたい」と思い、入社を決めました。最初は法人営業の部門で、既存の取引先に対する売上最大化の提案を経験しました。その後、入社3年目の年にデータアナリスト業務も経験しました。POSデータやインテージのデータから顧客について分析するような業務です。

――営業をはじめ、様々な経験をされたのですね。2社目はどんな会社に入社されたのでしょうか。

松平:P&Gに3年弱勤務した後、リクルートに転職しました。領域は「SUUMO(スーモ)」が有名な住まい領域です。転職の軸は、前職では社外とのやり取りがメインだったので「社内での業務をやってみたい」ということと、「無形商材を扱う会社で働いてみたい」という思いがありました。対顧客の業務では経験する機会の少ない、社内のメンバー向けの取り組みを、集中して行ってみたいという思いがありました。また、人口減少が懸念される社会で高い付加価値を生むのは、無形商材なのではないかといった考えもあったんです。

リクルートが、好きだったP&Gの社風と近そうということもあって、選考を受けました。入社後は、「スーモカウンター」というサービスで、主に接客の成約率を高めるための、施策の提案・実行を担いました。一般的に営業企画といわれる職種と近いと思います。並行して、事業推進の部署で社内KPIをモニタリングして、達成度や課題を分析する業務も経験しました。分析対象は異なりますが、P&Gでのデータアナリスト業務と近い部分もあります。

――前職の経験も活かしつつ、新たな挑戦もされたのですね。その後、起業をされたのでしょうか。

松平:そうですね。結婚相談所ビジネスで起業しました。当時、スモールビジネスを自分で回してみたいという思いがあったんです。「何かまったく新しいものを生み出したい」と考えていたわけではなかったので、自分でゼロから形をつくるものではなく、事業モデルやノウハウが既にあるフランチャイズ開業を選びました。

結婚相談という領域が自分にとって身近で、興味を持てる領域だったこともポイントでした。

最初は副業として始めたのですが、それなりに軌道に乗ってきたというのと、時間的に会社員との両立が難しくなってきたので、リクルートは3年程で退職することにしました。

結婚相談所のビジネスは、会員様にマッチングの機会を提供する、成婚率を高めるという観点でいうと、スーモカウンターで担当した業務と似ていると思います。自身の経験から活かせるものを探し、全力で取り組んでいました。

取り組む中でいろいろと考えることもありました。結婚相談のビジネスなので、成婚の方法や婚活論はもちろんのこと、結婚観や人生観などについて深く考えることが多かったのですが、そこで迷ってしまったんです。私自身に「こういうふうに成婚すべき」「結婚はこうあるべき」という強いこだわりや思想がないことに気がついて、会員の方に何かアドバイスしたり、サポートしたりする際も、本当にこれが最善なのだろうかと迷ってしまうことが増えていきました。

自分自身の中に「これが正義」という強い軸のようなものがない、一時的にそう思えるものができても持続させられない、と思ったんです。

その結果、私は、自分が代表になって何かするよりも会社員として力を発揮する方が向いていると思い、再就職活動を始めました。

――貴重な経験をされていたのですね。モノグサのことはどのように知ったのでしょうか?

松平:転職エージェント経由で知りました。まず初めに複数のエージェントの方とお話しさせていただいたのですが、その中で「この方とは合いそうだな」と思った方がいらっしゃって。そのエージェントの方が、モノグサの選考に勝手に応募してくれていた、と言いますか、「エントリーしておいたから」と。詳しく話を聞くと、「週末に選考会があるから行ってきて」とのこと。

今だから言えることですが、それがモノグサとモノグサのCS職にたまたま出会ったきっかけでした。CS職も、私が最初から志望していたわけでなく、エージェントの方が選んでくださったんです。

――すごいきっかけですね! それまでご存知なかったモノグサですが、選考の雰囲気はいかがでしたか?

松平:再就職活動の初っ端1社目の選考でしたし、正直、「ここを受けるぞ」というスイッチが入りきらない状態で、面接の質もあまり高くなかったと思います。言い換えると、かなり素の状態で受けたような感じです。よく受かったなと思います。

ただ、最初こそふわっとしてしまいましたが、選考を通してモノグサを知ることで、どんどん惹かれていきました。

まず、CSという職種は自分がこれまでやってきた経験や志向と合うと感じました。プロダクトの意義も、過去の自分の体験と重ねてとても理解でき、共感しました。そして何より、カルチャーが良いなと思いました。

モノグサの方の人の良さは、選考を通して強く伝わってきました。モノグサ全体として、会社のミッションや日々の業務にきっちり取り組む意識があると思いますが、同時に、常に余裕を持っている感じがします。お話ししていて仕事に関するところ、そうでないところ含め知的であることが伝わってくるし、物事に対して視野が広いなと感じるんです。人それぞれの多様性を受け入れてくれる懐の広さというか、余裕というか、そういった雰囲気がずば抜けて良いと感じました。これは特に起業していた頃に感じたことですが、話していて心地良い、場を共にして居心地が良いというのは、なかなか見つけられない貴重な環境だと思っていたんです。

CS活動を通して実現する成功と自身のやりがいが重なる

――モノグサのCSとしての業務を教えてください。

松平:CSとして学校領域を担当しています。具体的な業務は1年を通して、時期によってさまざまです。Monoxerの運用目標などを立て、実際に運用していくサポートを行い、運用の効果を測り、振り返りを行うなど、時期によっても学校によっても必要な対応は様々です。

――モノグサのCSとしてのやりがいはどういったところでしょうか。

松平:やりがいを感じる場面は、2段階あります。
まず、先生方にMonoxerのことをしっかりとご説明をして、Monoxer運用の土台をつくり上げていき、Monoxerが使われていく、その立ち上がりがデータで確認できた時です。先生方へのアプローチを始めとした取り組みが、活用率などの成果になって目に見えると達成感があります。

続いて、実際に成績向上の成果が見えた、先生や生徒の効果実感を耳にしたときです。

Monoxerがうまく運用され始め、先生や生徒が効果を感じてポジティブな感情になっていると知れた時は嬉しいです。

このような誰かの成功につながる仕組みと、自分がやりがいを感じる場面を合わせて考えてみると、モノグサのCSという職種はとても自分の性に合っているんだな思います。

知識を習得する、何かを記憶する、その先にある未来

――松平さんがこれから取り組みたいことを教えてください。

松平:将来のことを語る上で重要なのだと思いますが、私は一貫した軸や価値観、キャリアアンカーのようなものを見つけるのが苦手です。以前勤めていた会社でも、研修などを通して、自己分析やキャリアについての言語化といったことを何度も取り組みましたが、それでも明確なものは出てきませんでした。

逆に考えると、将来的なビジョンを明確に持てないタイプだからこそ、自分の可能性を最大限にできるよう動いてきたと思います。自分がやりたいこと、行きたい道が発見できたときはそこに行けるようにしてきましたし、これからもそうありたいと考えています。様々な選択肢を持っていたいし、可能性を最大限にしておきたいんです。

ただ、様々な経験を積んだ今は「1つの場所で長く勤めることで見えるもの」をモノグサで見てみたい気持ちがあります。これまでとは違う視野が拓けるのではないかと思っています。

――最後に、モノグサのミッション「記憶を日常に。」することへの思いを教えてください。

松平:テストや偏差値といったことに限らず、知識を習得する、何かを記憶するということは、可能性を広げる上でとても役立つことだと思います。

私は、自分のやりたいこと、行きたいところ、そういうものが出てきたときに、自分の能力不足で実現できないというのは嫌なんです。先に述べた通り、選択肢も可能性もいつも最大限に持っていたいので、そのための努力はします。知識を増やすことは、可能性を広げることにつながる努力の1つだと思います。

これは、テストで良い点が取れるようになって進学先の選択肢を増やすだとか、偏差値を上げるとか、そういった場面にいる方以外にとっても共通するのではないでしょうか。夢や、目標や、現在感じている課題、それらにアプローチする時に、知識が多いほど取りうる選択肢や手段が増えると思います。学校を卒業した先の将来でも、知識は武器になると思うんです。

一方で、「知識を頭に詰め込むのが得意」と言える方はほんの一握りだと思います。知識によって増える手段や選択肢はあるけれど、習得の難しさが多くの人の課題になっているという現状があると思います。だからこそ、誰もが新しい知識を抵抗なく学習できるモノグサの取り組みは意義があると思います。

あとは、純粋に知識を増やすことで生まれるポジティブ感情もあると思うんです。私は学生時代、テストで点を取ることにこだわる方でした。点が取れることで生まれる自己肯定感、成功を体験していたからです。もちろん、苦労したこともありました。私は、中国語圏の帰国子女なんですが、大学受験をする上でアメリカの統一試験をいろいろ受けたんです。試験のために様々なことを時間と労力をかけて詰め込みましたし、特にSATに出てくる英単語の記憶には苦戦しました。Monoxerがあったらもっと簡単にできただろうな、と思います。

だからこそ、まずは同じように苦労している学生の方を楽にできたらいいなと心から思うんです。
Monoxerの価値を信じ全力で取り組むモノグサの皆さんと、この課題に取り組んでいきたいと思っています。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!