slackとnotionを組み合わせた『slack社内報』を半年継続してみて
Monoxerのモノグサでものぐさに広報してる中村です。
広報業務が様々ある中で、スタートアップにおいては社内広報の領域は後回しになりがちなのではないでしょうか。
弊社もまさにそうだったのですが、slackとnotionを組み合わせた『slack社内報』をはじめてみたところ、いつの間にか半年継続してました。
ということで、スモールスタートしやすい社内報としてモノグサの『slack社内報』をご紹介します。
『slack社内報』はnotion上で月1回発行しております。
閲読率を厳密に計測できてはいないのですが、社内の6~7割くらいの方には読んでいただけてそうです。
「楽しみにしています!」と声をかけてくれる方もいらっしゃり、他部署から協力者も複数名現れてくださいました。
(「社内報ちーむ」の欄に、協力者を半ば勝手に記載しています)
定性的な結果にはなってしまうのですが、一定始めてみた意味はあったのではないかと感じております。
社内報を始めるまで
きっかけは、人数の急拡大とフロー情報量の増大
それは2022年1月のこと、当時モノグサメンバーの人数は60人弱でした。
私が18人目のモノグサメンバーであるため、1年で3倍ほどに増えています。
(現在は、内定者含めて100名弱まで増加しています。)
CFO細川さんと1on1時に広報全体の話をざっくばらんにしていた時、社内広報の話になりました。
大体このようなやり取りがあり、社内報に着手してみることにしました。
方針
先ほどの打ち合わせの通り、まずはモノグサslackの中の素晴らしいフロー情報をストック情報にすることを目的としました。
弊社はnotionも社内ツールとして活用しているので、ストック情報として溜める先はnotionが良いかなと感じていました。
それについて隣の席にいるマーケの久保さんにふんわり話してみると
「notionこんな感じで貼れますよ、これよくないすか!?」
とアイデアをくださって、見出しとURLと画像貼ればそれっぽくなり、
slack×notionでいこう!となりました。
次なる問題は、情報の取捨選択。
slackの中で拾いたい情報をいちいちさかのぼって探すのは大変です。
そこでモノグサのDX担当iwakami(事業開発の岩上さん)の出番です。
なんと、そんな技ができるのか!
スタンプの文字の検討をはじめました。
「社内報」や「社内報に載せます!」だと、万が一そのスタンプが押された投稿を載せなかった時に角が立ってしまいます。
間違えてスタンプ押すことがあったり、誰かが押してくださった善意を踏みにじってしまう可能性も無きにしも非ずです…。
ということを考えた結果、こんなスタンプにしました。
これを誰かが押すと、自動でDX iwakamiが
を押しにいってくれる仕組みを構築してくれました。
するとスプレッドシートに計測されます。
私以外のメンバーも「もしかしたら社内報に載せるかもしれません」を押してくれるので、私が確認しきれない良い情報も吸い上げてくれます。
大変ありがたいです。
そしてこのスタンプは、いつの間にか海賊版も出来てました。
モノグサメンバーはユーモアにあふれています。
余談ですが、調子に乗って「Monoxer tech blog」verもつくりました。
このような形で、月1回slackの中でピックアップすべき情報を集めて、notion上で編集して発信する方向になりました。
クローズドだからこそできるコンテンツを作りたかった
次なる観点がオープンにするかクローズドにするか、です。
「オープン社内報」のような形式で外にも出す形も検討しました。
オープンにすることで、求職者にも見ていただけて採用広報的にも一石二鳥の可能性もあるので良いのかもという気持ちはありました。
しかし、熟考した結果クローズドなものにしました。
理由は2つです。
1つめは、出せる情報が限られてしまうことです。
slackの情報なので当然、オープンにできないものもあります。
その中にも大切なストーリーが潜んでいるため、それらを捨てるという選択は大きな損失ではないかと感じました。
2つめは、ターゲットであるモノグサメンバーにとって本当に面白いものにしたかったということです。
外の人が読んでも面白くないかもしれないけれど、モノグサメンバーだからこそ、面白いと思うことがあると感じています。
弊社はボードゲームやボードゲームやボードゲームなど、ユニークなカルチャーがあるので、それらをコンテンツとして扱うのに際して、熱量を落とさずに情報をお届けしたいと思いました。
その結果、尖ったコンテンツが作れるようになり、モノグサメンバーだからこそ面白いと思ってもらえそうな情報が出せるようになりました。
何より、採用広報目的では、既に今読んでくださっている「モノグサnote」があるので、slack社内報はクローズドにして良かったと感じております。
『slackで振り返る~モノグサの日常~』始動
構成について
続いて構成についてです。
モノグサのバリューやカルチャーも反映できるものに出来たら良いなと、
を大項目として、この中にslackで起きた出来事を振り分けてタイトルをつけて編集し、社内報化していきしました。
初月は1ページにずらずらと作っていましたが、翌月以降情報量が増え「重すぎる」という声をいただいたのでページを分けました。
上記キャプションの中には5月のラインナップを記載しましたが、【知ってる?!モノグサ】はモノグサ社内の知ってそうで知られざる事象をテーマに毎月企画を立てています。
「みんなのめがね」は何かと申しますと「意外とめがねユーザーが多いぞ」という話から盛り上がって「第一回 モノグサ メガネ ベストドレッサー賞」というあまり栄誉のなさそうな賞をとてもつつましく勝手に開催しました。
上記キャプションの中の「加藤部長、申し訳ありません。」と「マーリンの苦悩(という名の反省文)」は特集枠です。
段々と欲が出てslack関係なく特集を作りたくなり、最初の月は自分で書いてみていましたが、ひとりで続けるのはしんどいものがあります。素晴らしいメンバーを頼りましょう。
5月は、事業開発の田中さん、デザイナーのmoyoさんがそれぞれ有志で執筆してくださいました。
モノグサカルチャーを読み取ってくださった上でユーモアあふれる文章を特集として執筆してくれました。
【PR】田中さんとmoyoさんの特集の内容が気になる方は、是非モノグサ株式会社への応募をご検討ください。カジュアル面談からお気軽にどうぞ。
なるべく巻き込みたい
まだまだできてないところも多いのですが、人がどんどん増えていることもあり、なるべく多くのモノグサメンバーを巻き込めるようにしたいと考えています。
モノグサでは新たな入社者に「自己紹介シート」を書いてもらうのですが、それを改めて見ていただく機会になればと社内報に記載をしています。
また、社内イベントとして月初に「シャッフルランチ」が開催されます。
参加者は4,5人くらいのユニットにシャッフルに配置され、職種の垣根をこえてランチに行けます。
ここで行ったお店と感想について、様々なメンバーからいただくようにし、社内報に記載しています。
文才溢れるメンバーが多いので、数か月経過したところで某レビューサイトより有益なランチマップができあがりつつあります。
現モノグサ社内報の目指すところ
新メンバーの出来事の追体験
新しく入社してくださったメンバーの方が、過去の号をざざっとでも見てくれると、「どんなメンバーがいるのか。」「どんなことがあったのか。」ということがなんとなくわかってもらえる気がしております。
ありがたいことにモノグサには毎月入社者がおり、多い月には10名弱の方に入社いただいています。
その方々が、読んで、なんとなく日常を追体験できる場になってくれたら嬉しいなと思います。
「やっぱモノグサっていいな!」と思う場になれたら
「社内エンゲージメント」なんて大層な言い方はできませんが、読むことで多少なりとも「やっぱりモノグサいいな!」と思い返せるような機会にできたらと思っています。
日々どのメンバーもそれぞれのフィールドで、楽しいこともあれば大変なこともあるわけです。
言わずもがな『記憶を日常に。』するために全力で業務に向き合われている皆様の、ちょっとした息抜きになってくれたらいいなと感じております。
そんなモノグサでは、絶賛採用活動中です!
社内報が気になる方もならない方も「記憶」というキーワードにピンと来た方は是非、採用サイトをご覧ください!