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【INTERVIEW / SWE】信じて任されるからこそ応えたい 成長し続けるモノグサのエンジニア

2021年4月にモノグサ社へ入社した悴田さん。以前は研究職をしていた悴田さんが、エンジニアへキャリアチェンジをした経緯や、Monoxerのエンジニアとして働きながら成長し続ける理由を詳しく伺いました。

キャリアチェンジへの自信がついた、勉強漬けの日々


――以前は研究の仕事をされていたと伺っていますが、エンジニアとして転職をしようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

悴田:もともと大学院までは化学を専攻していて、化学メーカーに新卒で入社しました。新素材の研究所に配属されまして、主に電子材料の研究開発をしていました。実験室でサンプルの材料を作って、その性質を分析し、さらに性能を上げる方法を考える、というプロセスを繰り返す仕事でした。

化学業界では、プロダクトの開発スパンが非常に長いです。特に、私は新製品を開発する部署におりましたので、自分が担当している仕事が世に出ない可能性も十分にあり、この努力が無駄になるかもしれないという無力感が常にありました。それがきっかけで、コンピュータサイエンスへの興味も合わさって、より短期間でプロダクトをリリースできる、IT業界への転職を決意しました。

――研究職からエンジニアへの転職となると、かなり思い切った決断でしたね。

悴田:実は、手を動かす化学実験がそこまで得意ではなくて(笑)。
一方で、研究の仕事の中でも、例えば資料を調査したり、実験結果を分析したりといった、頭の中で完結する作業は得意でした。
ですので、プログラミングであれば、自分の得意なフィールドで勝負できそうだとイメージしていました。自分の中では、思い切った決断、という感じでも無かったですね。

――ではエンジニアになろうと志してから、具体的にどんな準備をしましたか?

悴田:私がプログラミングを始めたのは、研究職を辞める数カ月前からでした。その後、退職して4カ月ほどは勉強漬けの日々を送りました。そこでは、大きく3つの方法で勉強しました。

まず1つ目に、大量の技術書を読みました。ここでは、研究職時代に培った、技術的なドキュメントを読み解く力が役に立ちました。
2つ目に、RubyやJavaScript、HTML/CSSなどを勉強し、自分でWebアプリを作ってみました。そして3つ目にAtCoderなどの競技プログラミングのコンテストに参加しました。

この期間は、文字通り朝から晩まで勉強していたのですが、全く苦には感じず、改めて自分はエンジニアの仕事に向いていそうだという確信が強まりました。

モノグサへの転職の決め手はエンジニアの技術力の高さとプロダクトがもつポテンシャル

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――しばらく勉強をした後、エンタメ業界のスタートアップ企業にエンジニアとして就職されたそうですね。そこからモノグサへの転職を決めたのはなぜですか?

悴田:まず、転職を考えた理由として「より技術的なスキルが求められる環境で働きたい」「自分よりも圧倒的に優秀なエンジニアと働いてみたい」という動機がありました。
そして、数多くのIT企業の中で、モノグサへの転職を決めた理由としては、主に2つあります。

1点目は、選考プロセスでCTOの畔柳をはじめとする開発チームのメンバーと会って、「技術的なスキルが要求されること」および「優秀なエンジニアと働けること」という当初の目的は、間違いなく達成できると感じたからです。

2点目は、Monoxerというプロダクトの開発に携わることに、社会的な意義があると感じたからです。このことは、働くモチベーションを保つ上でも重要ですし、社会的な課題の解決に貢献するプロダクトには、一過性のブームでは終わらないというビジネス上の優位性・発展性があると考えています。

――実際にモノグサに入社して驚いたことや新鮮だったことはありますか?

悴田:エンジニアにとって非常に働きやすい環境であることに驚きました。エンジニアに限らず、セールスやカスタマーサクセスのメンバーも皆、温和な方々ばかりです。感情的になっている人を見るのは、ボードゲームの場くらいですね(笑)。

また、職種を問わず、プロダクトのコアとなる思想や長期的な成長が尊重されているところが良いですね。
スタートアップでは、ビジネスチームとプロダクトチームとで、価値観の相違が生まれがちですが、モノグサではそういったギャップが少ないと感じています。エンジニアにとっては、より本質的なタスクに注力しやすい、理想的な環境かと思います。

モノグサだからこそ求められるエンジニアリングを超えた貢献


――現在の悴田さんの業務内容について教えてください。

悴田:仕事の半分は、アプリやWeb管理画面への機能の追加や改善ですね。1つの機能ごとに1人のエンジニアが実装するという方式なので、バックエンド、フロントエンド、iOS、そしてAndroidと、幅広い技術領域を担当します。もう半分は、より新しい領域の開発です。具体的には、現在のMonoxerはiOSとAndroidに対応していますが、別のプラットフォームでも学習可能にするための開発を進めています。
モノグサの開発スピードは、前職のスタートアップと比較しても、とにかく早いですね。モノグサに入社して3日目には、自分の加えた修正がリリースされました(笑)。

――入社して早速リリースされたのですね! 入社してみて、モノグサだからこそ必要とされるスキルはありましたか?

悴田:技術的なところですと、前職と異なり、モノグサではAndroidやiOSなどのネイティブアプリの知識が必要とされます。特にAndroid開発については、モノグサに入社するまでは実務での開発経験はありませんでした。

ただ、それ以上に、モノグサではエンジニアの担当領域が広く、単なるエンジニアリング以外のスキルも必要とされます。例えば、モノグサのエンジニア採用は、エンジニアが主体で行っています。私自身も、入社してまだ半年程度ですが、すでに十回以上の面接に参加しています。

技術面接は候補者さまのスキルを評価する場であるとともに、面接官である私を通じて、モノグサの技術力を評価される場でもあります。会社を代表するプレッシャーを感じる一方で、自身のスキルをより高めなければというモチベーションの源泉にもなっています。

――入社して半年で採用面接にも参加しているなんて、責任重大ですね。

悴田:そうですよね(笑)。採用に限らず、モノグサの開発チームは自由度が高く、一人ひとりの裁量が大きいです。やれることが無限にあるが故に、本質的に優先度の高い課題を見極めるプロダクトマネージャ的な視点を、個々人が持つことも求められると感じています。

―― モノグサで必要とされるスキルを身に着ける上で努力されていることはありますか?

悴田:半分趣味のようなもので、努力という感じではないのですが、技術的なキャッチアップは日常的に行っています。一例として、最近はCourseraやMIT OpenCourseWareのような、いわゆるMOOC (Massive Open Online Course) と呼ばれるサービスをよく活用しています。実務に直結するような技術に加えて、より基礎的なコンピューターサイエンスのコースなどを受講しています。

オンライン教育は、今後ますます発展・浸透していくと思われますので、他のEdTech系サービスの研究という意味でも、触れておく意義があると考えています。

ユーザー体験の先にある、より良い人生へコミットできるプロダクト

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――悴田さんが届けたい、Monoxerのプロダクトの価値とは何でしょうか?

悴田:サービスのコアである、Monoxerを使うことで物事を簡単に記憶できるという価値を届けたいです。私自身は「何かを記憶する」という行為がそれほど苦にならないタイプの人間で、そのおかげもあってソフトウェアエンジニアに転職することができました。モノグサのユーザーにも、記憶することによって人生がより良い方向に進む、という体験を届けたいですね。

そのためには、プロダクトのUI/UXを改善することはもちろん、記憶のプラットフォームとして扱える領域を広げていく必要があると考えています。エンジニアとして取り組まねばならないことは山ほどあります。

――では最後に、モノグサのエンジニア職への転職を考えている人へお伝えしたいことがあればお願い致します。

悴田:私自身、モノグサで働いていて、日々学ぶことばかりです。成長意欲が高い方、エンジニアとしての可能性を広げたい方には、強くおすすめしたいです。特に、バックエンドからフロントエンド、ネイティブアプリまで幅広い領域の開発を経験できることや、『記憶のプラットフォーム』というサイエンス・エンジニアリングにまたがる大きなテーマに携われるのは、なかなかないチャンスかと思います。


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