ボードゲームが弱いエンジニアの話とシルヴィオンの紹介
モノグサ株式会社でSWE(ソフトウェアエンジニア)をしておりますtobisatisより、モノグサでの日常の一場面をお見せします。
過去の記事でも頻繁に出てくる話題ですが、モノグサではよくボードゲームが行われています。ご覧になったことがない方は、ぜひ「モノグサ ボードゲーム」などで検索してみてください。
社員の戦績はすべて記録しています。記録されるたびにSlack(社内で使われているコミュニケーションツール)に通知され、何のボードゲームがいつ遊ばれたか、誰が勝ち誰が負けたか、といった情報はすぐに閲覧できます。ちなみに最近は比較的ボードゲームが流行っている時期であるようで、Slackの流れが早くなっています。
さて、戦績を見てみると気づくことがあります。ボードゲームへの参加回数が多いメンバーを見てみると、なかなか高い割合をエンジニア職が占めています。僕の体感にはなりますが、参加が多いというだけでなく、彼らはボードゲームが強いという印象があります。息を吸うようにカウンティング(たとえば場に捨てられたカードを数えたりして、より詳細な確率や分布を計算すること)をしているような人もいるように思います。
そんな中、ひときわボードゲームが弱いエンジニアを見つけることができます。
はい、僕です。
戦績は適当な期間で区切って計算されるのですが、この時期の戦績で一定以上の回数ボードゲームに参加したメンバーのうちで最弱のうちの1人でした。
ボードゲームが弱いということでちょっと困っていることがあります。それは、「3人以上で遊ぶボードゲームに自信をもって参加できない」ということです。2人のゲームであれば僕が弱くても相手が勝つだけで終わりますが、例えば複数人が2チームに分かれて遊ぶゲームでは、チームメイトに迷惑がかかるかもしれません。もちろん、そういう場面でも不満を感じない、というのがボードゲーマーシップ(スポーツマンシップのようなことを言いました)だとは思いますが、性格的になんとなく申し訳なさを感じてしまうのです。
というわけで練習することにしました。しかし問題があります。社内で集まってボードゲームをやっているのは大抵夜なのですが、これはちょっと参加が難しいのです。なぜなら、僕が朝型だからです。
したがって朝や昼にやりたいのですが、できるのでしょうか。実はソロプレイできるボードゲームというのがあり、これならスケジュール調整が要りません。
というわけで、「シルヴィオン」というゲームで遊んでみることにしました。これは、襲撃してくる火の精霊から森を守るというゲームで、場の決まったスペースにカードを配置していくものです。
早速やっていきます。入門ゲームと上級ゲームがあったので、説明書を見ながら入門ゲームをやってみます。
初期盤面はこんな感じで、内側に4x4=16のスペースがあり、ここにいろいろなカードが置かれていきます。右側にある山札が敵陣営で、左側の森を襲ってきます。
右側の山札をすべてめくります。
めくられたカードのうち上から2番目と4番目の黄色いものは精霊とよばれ、これが一番左の列に達すると森がダメージを受けます。初めのライフは6点で、7点以上の攻撃を受けると負けです。最後にライフの回復もあり、ゲームの最後に12点のライフがあれば勝ちです。一番上はすべての精霊の攻撃力が1点上がる効果、3番目はすべての精霊を左に1マス進める効果があります。
効果の解決が終わったら、精霊を左に進めます。そして襲撃を止めるための森の精と呼ばれるカードの山札から3枚引き、使いたい分だけ使います。この流れを右の山札がなくなるまで繰り返します。
左に進めるカードを2枚引くと負けな状態でしたが、1枚だったので助かりました。襲撃を解決し、森のカードを3枚引きます。
手札の6枚のうち、下にある2枚(象)を使って、4列目まで来ていた精霊2体をそれぞれ取り除きました。象を使うためには追加で1枚(左上の水滴マークの数字分)の手札を捨てる必要があり、手札は2枚になりました。
12ターンあって先が長いので、どんどん進めていきましょう。
入門ゲームの5ターン目で負けてしまいました。
途中に出てきた象のカード以外にも3種類の動物カードがあり、たとえば左側の山札からめくったカードを効果を発動させる前に取り除くハリネズミというカードが便利そうでした。しかし1枚も引けずに終わりました。
とりあえずルールはわかったので、上級ルールで遊んでみたいと思います。
結果……「「「ルール違反により無効試合」」」となりました。
途中手札が凄まじい量になり何でもできる状態になっていたのですが、よくルールを見ると「手札が10枚を超えた分は捨てる」と書いており、完全に見逃していました。ボードゲームが強い人はこういったミスも少ないのでしょうか。
もう一回やりたかったところですが、昼間から変な位置に設定されたMacBookの前でひとり黙々とボードゲームをやるのが恥ずかしくなってきたため、仕事に戻りました。
一緒にボードゲームをしてくれる方、撮影が得意な方の応募を個人的にお待ちしております!