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【モノグサPdMシリーズ vol.1】「記憶のプラットフォーム」を創造する5人のプロダクトマネージャー

はじめに

こんにちは。モノグサ株式会社でプロダクトマネージャーをしている岩楯と申します。当社は「記憶を日常に。」をミッションに、現在はBtoBtoCモデルで塾や学校、企業向けにSaaSを、その先の生徒様や社員様向けにスマートフォンアプリを提供して「憶えさせたいものを憶えているか把握できる」、「憶えたいものを憶えることができる」という価値を提供しています。

筆者 岩楯

2023年6月時点で約120名の社員がいる規模感ですが、専任のプロダクトマネージャー(以下、PdM)が5名います。これは同規模のSaaS系スタートアップと比較して、割合としては多いのではないかと思います。加えて、全員が直近1年半以内に入社または異動してきているので、PdM採用は難しいという昨今のトレンドに対して、堅調に採用を進められているのではと自負しております。その要因として当社のミッションやビジョンに強く共感を得られているからと自己分析しています。

今回は5名のPdMそれぞれの役割分担とバックグランドについてご紹介をしたいと思います。後述しますが多様なバックグラウンドを持った多士済済が集まっていますので、ご興味持たれた方はお気軽にカジュアル面談等ご依頼くださいませ。

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モノグサの開発体制

まず、PdMの役割分担の説明をしたいと思います。が、その前提としてモノグサの開発体制がどのような構成になっているかを紹介します。

体制図としては下記のようになっています。

CTOの畔柳さんが開発組織のトップを務め、その下にB向けSaaSの開発に関わる

  • 「Organization」

  • 「CSCR(Customer Success & Customer Reliability)」

  • 「Marketplace」

また、C向けとなる

  • 「App」

  • 「Study」

  • 「Contents」

  • 「Backend」

  • 「Infra/SRE」

  • 「Quality Management」

といったチーム(社内では「開発領域」とも呼ぶ)がぶら下がっています。

それぞれにEngineering Managerがおり、toB、toCに関しては各チームにPdMが配置されている、という体制になっています。

モノグサPdMの役割分担

当社のPdM業務は主に、自身担当チーム(領域)のロードマップ作成、施策立案のためのリサーチやユーザーインタビュー、要求要件整理、開発優先度判断などとなっていますが、これらに限られません。

PdM5名は下記の顔ぶれとなっています。モノグサでPdMになった順番で列挙しています。

まずは1人目の藤原さんを紹介します。藤原さんはSIerでの研究職やディープラーニング系スタートアップでの事業開発職を経てモノグサにjoinしています。現在はモノグサ社として注力している数学機能の開発を中心に社内でStudy領域と呼んでいる、Monoxerのアプリを使って学習する体験にまつわる領域のPdMを務めています。

藤原さん

数学機能は「数学を記憶するとはどういうことか」というコンセプトメイクから主導しており、プロダクトの未来を創っています。
その他に、学習対象となる問題の作成・編集などに関わるContents領域についてもPdMとして兼務しています。

2人目の伊藤さん。
大手SIer→外資コンサルを経て、モノグサにCS職として参画。主に生徒数、教室数の多い塾向けのCS業務に従事し、その経験を活かしてCSCR (Customer Success and Customer Reliability) 領域のPdMにジョブチェンジしました。CSなど顧客をサポートするメンバーの業務を効率化するための機能開発や、データ活用の設計・推進、顧客情報の管理等に責任を持つPdMを務めています。

伊藤さん

3人目のギョーム・マチューさん。
自動車メーカーでのエンジニア職でシステム開発やコネクティドカーのサービス開発、自身でのEdtechのスタートアップ起業を経てモノグサに参画。現在はStudy領域で英語機能の開発や新規事業開発のPdMとして活躍しています。トリリンガルなフランス人、カナダのMBAホルダー。

マチューさん

4人目は岩楯(筆者)です。
化学メーカーを皮切りに、イギリスMBA留学→スマホゲーム会社→レシピ会社→リーガルテックを転々として2023年1月にモノグサに入社しました。スタートは重厚長大メーカーでしたが留学以後はwebサービスの会社で新規事業立ち上げやPdMを経験してきました。モノグサではMarketplace領域のPdMを仰せつかっており、Monoxer内での学習コンテンツの購入や利用に関わる部分の開発を担当しています。

岩楯

5人目が大野さん。
モノグサ的にはニューカマーですが、PdM歴は5人の中で一番長い経験豊富な方です。大手Sler→国内メガベンチャーを経て2023年3月からjoinいただきました。モノグサではtoBのメイン領域であるOrganization(塾・学校、企業向けの管理システム)のPdMとして顧客の業務負荷を低減するための既存機能の改善や新規機能開発をリードされています。また我々PdMチームのチームマネージャーとして、プロダクト全体管理、プロセス、業務の改善・推進等もリードしています。

大野さん

ちなみに、藤原さん入社以前はCTOの畔柳さんがPdMを兼ねて全ての開発優先度判断やロードマップ作成を担っていました。

これまでのキャリアとモノグサPdM業務のつながり

ここで、筆者のこれまでの経験が当社PdMとして活かせているな、と思う点を述べたいと思います。キーワードは3つ、「MBA」、「アライアンス」、「新規事業」です。

筆者はメーカーの管理部門(人事、経理)がキャリアのスタートでした。幸運にも入社4年目に米国子会社に派遣されるチャンスを得てテキサス州ヒューストンで働いていましたが、1年での帰国が決まってしまったため「もっと海外にいたいから会社辞めて留学してやろう!」と勢いで会社を辞めてしまいました。今思い返すと完全に若気のいたりです。

そしてなんとか無事にイギリスの大学院に留学してMBAを取得しました。MBAの内容自体は正直言うと関連書籍を読めば身に付く程度のレベルです。それでもビジネスにまつわる一通りの基礎知識が身に付いたことはプラスになっているなと思います。

モノグサではBizサイドのメンバーも一緒になってプロダクト開発について検討・議論する場面も多いので、例えば、社内で経理システムに関する話をしている際に「財務会計では〇〇で、管理会計だと××になる」みたいな会話もふむふむと理解できるので、論点を素早く整理できるなと感じることがあります。

二つ目のキーワードはアライアンスです。留学から帰ってきた筆者はスマホゲーム会社の新規事業開発部門に潜り込みました。ここでは米国企業とアライアンス契約を結んで国内展開を図る、といったことをやっていました。米国企業との契約交渉では、会議で合意した内容を書面に落としたり、法務担当者と英文契約書を読み込んで先方提案に対してカウンターを用意するプロセスを経験することで、ビジネスとしてやりたいことを書面(契約書)に落とし込むスキルが身についたと思います。これはプロダクト開発においても、施策のアイデアやBizサイドの要求をドキュメントにまとめて開発メンバーに伝えていく点に活かせているかなと思っています。また、利用規約などを作成する際の法務観点の勘所も身につけられたと思います。

最後が新規事業。上記アライアンスも含めて前職までは新規事業立ち上げばかりをやってきました。新規事業の常として、期待はされてもリソースは無いという状況が多々あるので、必然と自分で守備範囲を広げてあれこれやらなくてはいけなくなります。

前職でリーガルテックサービスを立ち上げた際は、開発ディレクションだけでなく、リリース前にティザーサイトを準備してリード獲得、登録してくれた方に1件ずつ電話してアポ獲得、商談してクロージングして、解約になってしまったら解約理由のヒアリングをして改善項目を抽出して、毎月の予算管理をして、、といったことをほぼ1人で行っていました。(その後軌道に乗るにつれて人員は増員されました。ありがたかった。)

この一連の経験はモノグサPdMで業務するにあたっても、「いまセールスは受注率を改善したいと考えているから、こういう改善要望をしているんだな」とか「機能を作って終わりじゃなく、商談で使える説明資料を用意した方がいいな」など事業を俯瞰して考える引き出しを増やすことにつながっているように思います。

手前味噌ですが、過去の経験をモノグサPdM業務にどのように活かせるか、の参考にしていただければと思います。

いかがでしょう?様々なバックグラウンドを持つPdMがより良い価値を届けるために日々励んでいるモノグサに興味を持たれた方はぜひご連絡ください。ご指名いただいてのカジュアル面談も大歓迎です!

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