細部にこだわってみる
こんにちは。こんばんは。約1年前にKPOPに関する記事を書いた川端です。
あれから1年経ったのは、時間の流れを感じています。
New Jeansのライブを見に行けたのは、今年の大きな出来事のひとつでした。
(そして、KPOPではないが、記念すべき10回目のワンオクのライブに行けたのも今年の象徴的な出来事です)
閑話休題。今回は行動指針についてまじめに触れたいと思います。
モノグサ株式会社の行動指針のひとつに「細部にこだわる」があります。
何をもってして細部にこだわると言えるかは、職種や文脈によって異なります。
今回はひとりのモノグサ社員のSalesとして、日ごろ、個人的にメールでこだわっていることを書きます。
読み手は社会人1年目や2年目が最も参考になるかもしれません。
ただし、決して、自分がすべての細部にこだわれているとは思っていませんし、
日本語の使い方として正しいことが担保されているかとかでもありません。
仕事を進めるうえで、僕が個人的に感覚として良いなと思っていて、自分の感覚との相性の良さだけ満載です。
つまり、自分ルールです。
参照:https://naruto-official.com/news/01_1673
モノグサとMonoxer
マイト・ガイを引用しておきながらあれですが、いきなり自分ルールではなく、会社ルールです。
社内向けには正直あいまいなときもありますが(ごめんなさい)、社外はすべてこの使い分けを統一しています。
モノグサは会社で、Monoxerはプロダクトです。
ポイントは、プロダクト名はちゃんと正式名称で書くということです。「お世話になっております。」
ここからは自分ルールです。
メールの冒頭文にだいたいみんな書くであろう定型文「お世話になっております。」。
ただシーンによってこれは微妙に言葉遣いを変化させることで相手の印象は変わる気もするし、文脈に合わせられる気がします。
自分の使い分け例この度はお世話になります。
初めましての方にメールを送るときに使います。お世話になっております。
初めましての方で、2回目以降のラリーで使います。いつもお世話になっております。
もう「いつも」になっただろう、というときに使います。
だいたい商談を一度実施した方に使います。平素よりお世話になっております。
あまり使わないですが、「いつも」であり、あえて丁寧にいきたいときに使います。
数字一桁は全角、二桁以上からは半角
これは調べたこともあるんですが、一応、絶対に正しいルールは無いようです。
ですが見栄え的に数字一桁は小さく見えるという派閥なので、全角で基本的に統一しています。
社内のやり取りで急ぎたいとき、かつ、携帯から打つときは、変換が面倒なので無視するケースもあります。「様」ではなく「さま」
「川端様」と書くと漢字が続くし、切れ目がぱっと見分からない感じがして気持ち悪いので、ひらがな表記に統一しています。
昔は名字の後に半角スペースを入れていましたが入力が面倒なので、ひらがなにすることを自分ルールにしました。役職名の後にも「さま」
一般的に、役職名のあとには「さま」を入れないことは認識しています。
でも「さま」を入れた方が丁寧な印象ですし、常に「さま」を入れると「こだわりなんだな」と思ってもらえるし、より丁寧に思ってもらえるのではという説を持っています。
こいつ間違ってんなと思われてる可能性はぬぐえないですが、別につっこまれたこともないので、「さま」を付けています。会社名の後にも「さま」
役職名のあとと同じ理由です。会社名の後にも「さま」をつけない
会社名だけを指すときは「さま」を付ける一方で、「○○株式会社の川端」のときは、会社名にも名前にも「さま」を付けると繰り返しで気持ち悪いので、このときだけ会社名のあとに「さま」を付けません。大事で急ぎで携帯から返すときは「乱文失礼します」
万が一、いや、億が一の誤字が起きてしまうことを考慮して入れます。
携帯からメールを打ったりすると、自分は誤字しやすいからです。
念のためのクッションとして入れています。「お」はできる限り「御」
御礼や御詫び、御見積の3つでよく「御」を用います。
「お」はなんだか柔らかい表現に見えるためです。
「御」の方が仰々しいので、丁寧さが伝わるかな、程度ではあります。繰り返し表現の回避
特にどういうときに使い分けるかは決めてませんが、同じ表現を用いないようにしています。
一辺倒な見え方になるからです。
代表例「考えております」「存じます」「思います」
「幸いです」「幸甚です」
「頂く」「頂戴する」
「大変お忙しいところ」「ご多用のところ」
「以下」があるときは「以上」
どこまでが「以下」なのか分からないためです。
文書では以上を用いる方が多いのですが、メールだと少ない印象です。「以下」と「下記」
以下は自分のメール内容を、下記は先方から頂いた内容(最直近のインラインの内容)を指すことで統一しています。候補日時を送ったときは再調整が可能である旨もセット
この中から絶対に選んでほしいというケースはまれなので、必ず入れています。メールの件名の頭に必ず【モノグサ】
まず、どこの誰やねんが分かることを目的としています。
そしてこの「モノグサ」、実は会社名ではなく、プロダクトの方の意図で使っています。
ルールからは逸れるのですが、「Monoxer」という表記に慣れていない人もいることを考慮して、あえてここだけ「モノグサ」にしています。すべては見栄え
結局、最後は「すべては見栄え」です。
これまでの内容はあらゆる見栄えに関することですが、メールと言えば、改行もポイントです。
これは文字の長さがだいたい同じであることは皆さん気を付けているかと思いますので、特別なことではないです。
一方、自分ルールとしては、改行前に「、」を入れることで、ほんの少しだけでも文字列が長くみえる感じがするならばあえて使わない。
うまい具合に改行がきれいにそろわないときは、要点を箇条書きで書いて、「と存じます。」などで示す。
などがあります。※まさにこれが2つ目の使い方例
最後に、なぜこのような自分ルールを設けて細部にこだわるようにしているかについて触れます。
モノグサは、直近では教育機関でないお客様での採択も爆増中である一方で、(祖業的な領域である)教育業界のお客様が多くを占めます。
私が相対する学習塾の領域では、教材に対して並々ならぬ思いをもってこだわりぬいている方が多いです。
ですから、教材の誤字脱字なんてものは言語道断ですし、生徒がより理解したり納得できるような、言葉遣いや語彙の選択が極めて重要です。
例えば、教科書によって表現が異なるという点まで意識して、生徒へ働きかける言葉や教材の語彙を変えるなんて当たり前だったりします。
ですから、生成AIが作る問題文はまだまだ精度が悪く、使い物にならないとおっしゃる先生方も多い印象です。
そのような強い思いがある業界に向き合っている自分が、言葉の使い方や語彙の選択にこだわらないことは、お客様がネガティブな印象を抱く可能性はありますし、
反対に、細部にこだわってコミュニケーションを取れたり、細部にこだわった資料・文書の提示ができるようになれば、自然と信頼獲得につながります。
もちろん、服装や身だしなみ、返事のレスの速さ、電話対応の速度感、そして当社でいえば『営業スキル検定』と、
他にも様々な要素が絡み合って信頼獲得につながりますが、細部にこだわる意義は十分に大きいと考えています。
プロフェッショナルなコンサルティングの納品物の品質の高さである必要は無いと思いますが、できる限り、品質を自らの力で高められると良いなと思います。
モノグサにはほかにも行動指針がたくさんあるので、ぜひチェックしてみてくださいー!