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モノグサの新参Contents Managerが「関数」と仲良くなるまでの話

初めまして、Contents Manager(以下CMと記載します)として、Monoxerの「モノグサマーケット」に搭載するためのコンテンツ制作を担っている、舟田です。

4月に入社し、この12月で8か月目に突入する、新参者です。

私自身の話をすると、これまでも教育コンテンツを提供する会社でコンテンツの企画開発に長年携わってきて、コンテンツを作ることにはそれなりに自信もあったのですが、モノグサのCMとしてのコンテンツ制作では、思わぬ壁にぶつかってしまいました。

それが「関数」の壁です。


CMはどんなものを制作するのか

なぜ「関数」が必要なのか…の前に、CMはどんなものを制作するのか、からお話をさせてください。

Monoxerは記憶したいものをどんなものでも搭載できる、プラットフォームです。Monoxerのフォーマットにのっとって搭載すれば、あとは記憶しやすい形でアプリが自動出題してくれる、すばらしいものです。

この「記憶したいもの」の制作をしているのがCMで、そのパタンは2種類あり、

①すでにあるものをMonoxer化するもの
②Monoxerのフォーマットにそってゼロから生み出すもの

となります。

①は、世にある書籍の問題集の搭載がメインとなります。出版社様にとっては、自社でわざわざゼロからアプリを開発せずとも、Monoxerにのせれば、デジタルコンテンツ化できる、というのは大きな魅力だと自負しております。利用者にとっても、書籍として実績のあるものがMonoxer化されることでさらに学習効率を上げられ、だれにとってもWin-Winのすばらしい仕組みだと感じております。

②では、モノグサオリジナルの教科コンテンツがメインとなります。Monoxerの仕組みを知り尽くしているからこそ、最適な形で学習を提供することができる、という意味でも、こちらも重要な役割となっております。

この業務の中で、どう「関数」と関わるのか、出会いからひも解いていきます。

関数との出会い:ケース面接

モノグサの採用面接は3回あり、その中の二次面接がケース面接になっています。ビジネス側、開発側ともに、本気のケース面接があるのは、モノグサの特徴ですね。CMも、例にもれずケース面接があったのですが、そのお題のひとつとして、コンテンツで「関数」を活用する必要があるお題が出てきました。

当時の私は、デジタルコンテンツを作る際には、エクセルでの作業はもちろんしていたのですが、エンジニアのかたがコンテンツに合わせて用意してくれたフォーマットに入力することがメインであり、関数を使ったとしてもデータ分析や計算で必要な関数は使っているが、コンテンツ制作では使っていませんでした。

そのため、「関数」でこのお題は解決するのだ、ということも思い至らず、フィルターでなんとかしようとした苦い思い出があります。(それでも採用してくださった奇跡に感謝です…)
話を戻しますが、ケース面接でお題として出すくらい、「関数」のスキルはCMにとって必須であり、ここで「関数」の洗礼を受けることになりました。

関数の必然性理解:初めてのコンテンツ制作

さて、無事入社を果たし、最初に出会った制作物が、前述の①のパターン、既存の書籍をまるごとMonoxer搭載するものでした。

Monoxerは一問一答形式でサクサク解きながら憶えていくことを特長としているアプリですので、英単語や用語集の一問一答の書籍はとても搭載しやすいのですが、過去問など、選択式だがひとつひとつの選択肢の文字数が多く、サクサクの学習体験にはそぐわない書籍などもあったりします。そういったときには、一問一答形式に問題を分解する必要が出てくるのです。

元書籍が存在する、ということもあるのですが、ゼロからコンテンツ制作をしてきた身からすると、驚くほどの短納期で1商品をリリースする必要があり、かつ1冊あたり、数千問の問題を搭載する必要がある場合もあります。

短納期かつ大量という状況で、Monoxerに合うように問題を変換する段階で、作業手順を分解し、機械的に一気に行う部分と、人の目と手で丁寧に行う部分とを切り分けて効率化する必要があるのです。この機械的な部分で、関数が活躍する、ということを学びました。

(ちなみに、最初に教えていただいた関数は文字列置換を行うSUBSTITUTE関数でした。)

関数活用の試行錯誤:Slackで広がる助け合いの輪

ここから、私にとって、関数は一気に効率と精度を上げてくれる「魔法の呪文」になったのですが、この魔法の呪文を先輩CMのみなさんは様々使い分けていて、どれが今の自分にとって最適の関数なのか、が新参者の私には判断が難しいこともありました。

同じころ、中途ほぼ同期(1か月違い入社)の辻さんが、関数について同じ悩みを抱えており、Slack内に「contents-manager-お困りごとtweet」チャンネルを開設する動きをとってくれました。

もともとモノグサではSlackコミュニケーションが盛んなのですが、これにより、困ったときにtweetしたら、わかる人がすぐに答えてくれる、という神のような人々の助けもあり、入社間もない私でも、様々な関数を使いこなして効率化することができるようになりました。

このチャンネルに限らず、モノグサ内には様々なquestionsチャンネルがあり、困ったときに助け合う様子が盛んに見られます。このオープンな助け合い文化も、モノグサに入社して感じたすばらしさです。

関数と仲良くなったその先へ

最近はMonoGPT(モノグサナイズされたChatGPT)に聞くという技も手に入れ、関数との仲もさらに深まってきています。

作るコンテンツも多様化し、時には自動車整備士、時には薬剤師、また時にはファイナンシャル・プランナー、とさまざまなコンテンツを同時並行で作りながら、自分自身の世界も広がるような感覚で、刺激的な毎日を過ごしております。

関数と仲良くなったことでうまれた時間を有効に使い、さらに「Monoxerだからできる学び」を開発し、Monoxerのある世界を広げていきたいと思っている、今日この頃です。

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