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育休2ヶ月を振り返る

この記事は Monoxer Advent Calendar 2024 14日目の記事です。

こんにちは、モノグサでProduct Managerをしている伊藤卓(すぐる)です。

今年の9月30日にありがたいことに第一子が生まれ、またありがたいことに2ヶ月間育休をいただいていました。

せっかくなので写真や各種ログなどを見返しながら、この期間の軌跡を簡単に振り返りたいと思います。これから育休を取ろうとしている人・取るか検討している人に少しでも参考になると良いなと思います。


生まれる数日前~誕生

臨月になり、いつ生まれてもおかしくないと思いながら過ごしていたのですが、結局育休が始まるまでは生まれませんでした。育休は月曜日開始で申請していたので、実質的には土曜日から育休が始まりました。休みが始まったとはいえ臨月なのでゆっくり過ごしつつ、初産婦は予定日よりも遅れることが多いと聞いていたので、刺激になるように運動がてら近場にランチに出かけたりしてました。

世の中には食べると陣痛が来るというジンクスのある食べ物がいくつかあり、ランチでは焼き肉を食べ、夕食には家でカレーを食べてジンクスを実行してました。(ちなみに台風や満月の日も陣痛が来るというジンクスがあります)
立て続けに食べたおかげ?なのか、なんと予定日前日に陣痛が来ました。ジンクスには半信半疑だったのですが、自ら体験してしまったからにはさすがに少しは「そういうこともあるかも」ぐらいには思うようになりました。

病院に電話して、事前に登録していた陣痛タクシーを呼んで病院に行き、そのまま入院して出産することになりました。詳細は割愛しますが出産に立ち会うことも出来、また、生まれた直後の子どもを抱くことも出来ました。
母子ともに無事に出産を乗り越えることが出来て本当に良かったと思います。病院の方々には感謝しかありません。

1ヶ月目

前半

さて、語弊はあるかもしれませんが、生まれても男性にとってはすぐに24時間育児生活が始まるわけではありません。
私の場合は母子の退院は10月5日だったので、1週間弱は開始までの猶予がありました。とはいえ育休も始まっていたので家に一人でいても、退院受け入れ準備や妻から送られる子どもの写真を眺める以外にやることはあまりなく、基本的に面会時間にはフルで病院に行くようにしていました。

面会時間の中で、妻や助産師さんに見守られながらおむつ替えをしたり、ミルクをあげたり、沐浴をしたり、、、一応産前に両親学級に行ったのですが、さすがに人形と本物は全然違いますね。入院期間で新米パパとしての訓練を積むことが出来、最初はおそるおそる抱っこしたり、もたもたおむつ替えしていたのも、大分上達することが出来ました。また、基本的に母児同室の方針の病院だったので、私が面会時間中に子どもの世話をしているだけでも、妻の休憩時間にすることが出来ていたと思うので、子どもとのふれあい含め色々な意味で面会に通って良かったなと思います。
退院の日は、朝早く病院に行って荷物をまとめ、病院前で家族3人の記念写真を撮ってタクシーで家に帰りました。

ここからついに24時間育児生活のスタートです。
食事、おむつ、抱っこ、沐浴、自分たちの食事・家事など、、、やることが次々と発生して日々はあっという間に過ぎていきました。出産前は本当に問題なく育児できるだろうか、、、と思っていた部分もあったのですが、いざ始まるともう不安など関係なく「やる or やる」の世界なので、やりながら身につけることが出来ました。

ぴよログを見返すと昼夜問わずだいたい2-3時間ごとに食事の記録があり、その後のおむつ替えや寝かしつけなどの時間も考えると大人はたぶん実質1時間程度しか連続で寝れていなかったのではと思います。(もはや遠い記憶なので他人事みたいですが)
たまひよやネット記事を見ると夫婦で時間や曜日で分担する方法があったりするのですが、深い理由はなく結果的に基本的に2人で一緒に子どもの世話をしていました。とはいえ子どもの食事は男性では出来ないときもあるので、食事は妻、食事後のゲップやおむつ替えは私、のように若干の役割分担はしてました。(懺悔するとなかなか起きれなかったときもありましたが、、、)

この期間のイベント的なものとしては、生後7日目のお七夜という日に、子どもの名前を親族に披露したり、カメラマンの方に家に来てもらってニューボーンフォトを撮ってもらったりしました。当たり前ですがニューボーンフォトはこの時期しか撮れないものなので、プロの方に頼んで良かったなと思います。

後半

この期間も基本的にやることは変わらないのですが、いわゆる「魔の3週目」というものに遭遇しました。
おむつを変えても、食事をしても、抱っこしても何をしても泣き止まず、、、、永遠に抱っこしてようやく寝たと思って布団に置くとすぐギャン泣きし、背中スイッチの存在を痛感する期間でした。ギャン泣きは夜だけで、未明ぐらいの時間になるとようやく寝てくれるような日が続きました。(この期間はさすがに妻と私でギャン泣き対応は分担し、ギャン泣き中でも大人のどちらかは寝られるようにしてました)
赤ちゃんにも生活リズムがあるので、朝起きたら太陽の陽を浴びせる、沐浴の時間をちょっとずらす、日中寝すぎないようにする、など様々試しましたがなかなかうまくいかず、、、、
結果的に、おくるみでちゃんとくるむとギャン泣きせずに熟睡してくれることを発見し、なんとか魔の期間を乗り越えることが出来ました。おくるみは偉大。

1ヶ月目の終盤には病院での1ヶ月健診があります。外に出て、電車に乗って行く予定だったので、少しずつ外出の練習を始めました。
最初は部屋の中で抱っこ紐をしたり、ベビーカーに乗せたりなど移動の練習をし、また、天気がいい日にベランダに少し出てみるなど、徐々に外の刺激に触れさせるようにしてました。徐々に外に出る時間を延ばし、近所のパン屋にベビーカーでお昼を買いに行ったりなどもしてました。

迎えた健診当日、ベビーカーに乗って初めて電車に乗り、病院まで向かいました。電車内は結構うるさかったと思うのですが、練習の甲斐もあり、泣くこともなく、電車やベビーカーの振動がちょうど良かったのかすやすや寝てました。
病院では身長や体重、母子の健康状態などを診察していただき、無事外出許可が出ました。終わってからは病院の前で3人で写真を撮ったりしつつ、子どもの機嫌が良かったので久しぶりにゆっくりランチを食べて帰りました。

2ヶ月目

前半

晴れて外出ができるようになったので、子どもが疲れすぎない程度にちょっとずつ外出するようになりました。妻が子どもを連れて友達とランチに行き、その間に自分は子連れではなかなか行けないラーメンを食べに行くなどして過ごしてました。
この期間に一大外出イベントとしてあったのは、明治神宮にお宮参りをすることでした。片道1時間程度かかるため、さすがにギャン泣きしないか道中ヒヤヒヤしていたのですが、結果的にグズる時はたまにあったもののあまり泣かずにたどり着くことが出来ました。ご祈祷中や、お宮参り後の両家祖父母含めた食事でも基本は終始ご機嫌に過ごしており、空気が読めるようで親としては非常に助かりました。

同じ週には安産祈願のお礼参りとして水天宮にも行きました。こちらは明治神宮よりも大分近いこともあり、何事もなく無事お礼することが出来ました。平日だったのですが同じようにお礼参りに来ている家族や、安産祈願に来ている家族などもそこそこいて、不思議と仲間意識を感じてました。笑

また、子どもはだんだんと人の顔が識別できるようになってきて、妻や私を目で追ったり、話しかけたり体を触ったりすると笑ってくれるようになりました。育休のおかげでずっと一緒に過ごしていて、そのおかげもあって認識してくれるようになったと思うので、育休を取って良かったと改めて感じました。

後半

このぐらいになってくると生活リズムも安定してきて、夜も連続5時間などかなり長く寝るようになってきました。このぐらい寝てくれると大人もだいぶ助かります。朝日を浴びせたり、夜は暗くして、おくるみでちゃんとくるんで寝かせる、というのがリズムとして子どもに馴染んできたのかもしれません。
寝る時間以外は、そこまで大きく前半とやっていることは変わりません。これまでよりも、気持ち少し遠出するようになったりしていました。また、子どもから反応が返ってくることも多くなってきたので、話しかけたり遊んでみたり、という時間も増えてきました。

育休が残り1週間ぐらいになってくると、この生活が終わることに少しさみしい気持ちになりつつ、、将来子どもはMonoxerをきっと使う(使わせる)と思うので、モノグサでの仕事の向き合い方に、少し違った観点の気持ちが入ってくるのを感じ、仕事に戻るのが楽しみにもなってきました。
また、ありがたいことに妻の妹が夕方から子どもの世話をしてくれる日があり、妻と私でゆっくり外食する時間を作ることができるなど、良い育休終盤を過ごすことが出来たと思います。

2ヶ月終わってみて

改めて振り返ってみると、月並みですがあっという間に過ぎていった期間だったなと思います。ただ、子どもの写真や動画を見ると、生まれた直後から今までかなり成長・変化してきているので、その期間をそばで見ることが出来て良かったと感じます。
改めて、快く育休に送り出してくださった職場の皆様にはとても感謝しています。

私は今回2ヶ月取りましたが、じゃあ皆様に2ヶ月をオススメするかというと、里帰り有無や仕事の状況など様々な要因に左右されるので一概には言えないかなと思います。ただ、私個人としては以下を感じることが出来たので、2ヶ月取ってよかったなと感じています。

  • 外出できない1ヶ月、外出できる1ヶ月の両方の育児を経験出来た

  • 産後の母親は交通事故に遭った人同然と言われているので、サポートが必要

  • 子どもに認知されているような気がして嬉しい & 子どもに愛着が湧く

  • 子どもが泣いている理由が何となく分かって大抵のことは対応できる (育児の戦力になれている気がする)

  • 業務の記憶がギリギリ残っているので仕事復帰もしやすい

最後に

いかがでしたでしょうか。簡単に書こうと思っていたものの、書いていくとまあまあな分量になりましたが、ここに書ききれていないこともたくさん経験することが出来ました。
CFOのように記事になっていたり、いなかったりしますが私以外にもモノグサでは育休を取る人はもちろんいます。また、親同士が情報交換・相談できるSlackチャンネルがあるなど、子どものいる社員に優しい会社だなと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!
引き続きモノグサのアドベントカレンダーを楽しんでいただけると幸いです。

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