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【INTERVIEW】正しい方法を使えば、誰でもほぼ100%記憶できる!公立学校への導入が拡げたMonoxerの可能性とは

Monoxerは全人類に届けるべきプロダクト。これまで主にMonoxerを導入していたのは、私立の学校や塾でした。しかし、Monoxerを必要としているのは、私立の学校や塾だけに留まらないはず。
そんななか、公立の学校である墨田区立錦糸中学校で実証事業が行われました。実証事業では、英単語テストの平均点が約3.6倍にまでアップするという成果を収めました。

本件を担当したモノグサのセールスである水野さんに、実証事業で得たことや今後の展開についてお聞きしました。

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公立の学校でMonoxerの実証事業を実施

ーー公立の学校におけるMonoxerの導入状況について教えてください。
錦糸中学校の実証事業以前は、公立小中学校でのMonoxer導入実績はありませんでした。私立の学校や塾では、学力向上が保護者や生徒から求められる最優先事項であることが多いため、記憶定着をサポートするMonoxerの価値が伝わりやすいと感じています。
公立の学校における教育では、学力向上よりも重要なテーマを持っているケースも少なくありません。そんな違いから、これまでは主に私立の学校や塾を中心に活用いただいていました。

ーー今回の実証事業では、水野さんはどのような役割をされていたんですか?
公立の学校を0から担当していたこともあり、Monoxerとはどんなもので、どんな使い方ができるのかの説明や、今回の実証事業のご提案、そして伴走まで、ワンストップで私が担当していました。
そのなかで、全体の設計や企画はCFOの細川さんや他部署のメンバーにも入っていただき、協働しながら進めていきました。

ーー錦糸中学校で実証事業を行うことになったきっかけを教えてください。
他にも導入を検討している公立の学校があって、そのつながりから錦糸中学校の校長先生をご紹介いただいたことがきっかけです。

20日間の学習で平均点が約3.6倍に!成果に導いたポイントとは

ーー実証事業の前後で、先生の反応の変化はいかがでしたか?
錦糸中学校では、最初に国語科の先生に興味を持っていただき、漢字学習でMonoxer活用が決まりました。この先生は、学校内でのMonoxerの評価を上げてくださった方で、モノグサの社員と同じくらい熱心に学校内にMonoxerをご紹介くださいました。おかげで、英語科の先生方も興味を持ってくださり、今回の実証を実施することになりました。
実証終了後に行った成果報告会のあと、英語科の先生が嬉しそうに職員室に戻られる後ろ姿は、本当に印象的でした。

ーー実証事業に参加した生徒さんはどのようなご様子でしたか?
先生方からは「普段スマホを使って遊んでいる時間がMonoxerに置き換わった」という話を聞いています。また、さまざまな理由で通学が難しい生徒様も家庭学習を習慣化することができ、結果的に成績が上がったことにもとても喜んでもらえました。

ーー今回の実証を通じて、公立の学校へのMonoxerの導入は増えましたか?
おかげさまで問い合わせは多くいただいており、実際に複数の公立小中学校が学校単独でのご導入を決めてくださっています。今年度はもっとたくさんの公立学校にMonoxerを届けられそうです。

ーーでは、錦糸中学校での実証事業で特に注力したことがあれば教えてください。
先生方から生徒様にどんなコミュニケーションをとってもらうのかについては、力を入れて取り組みました。どの学校にもいえることですが、Monoxerを手にしたからといって、必ず生徒様が学習をするわけではありません。

実際、今回の実証でも最初はなかなかMonoxerの活用が上手く進まない学年がありました。そこで、学年担当の先生と電話で相談して、朝の会話の中でMonoxerについても一言付け加えていただくようお話をしました。
それをきっかけに、大きく生徒様の学習頻度を高めることができました。「習慣をゼロから作ること、行動変容を促すこと」が、今回の事業のポイントだったと思います。

ーー実際に学習するのは生徒さん、声かけをするのは先生となると、伝える役割である水野さんのフォローが大きく結果を左右しそうですね。どのようにフォローを行ったのですか?
Monoxer導入後のお客様をサポートしているカスタマーサクセスのメンバーと相談して、どのようにフォローすべきか考えました。これは今回の実証に限ったことではなく、私たちセールスとカスタマーサクセスのメンバーは、日々情報交換をしながらそれぞれの業務で得た知見をお互いの業務に活かして活動しています。

実証事業によって拡がったMonoxerの可能性

ーー実証事業を経て、得たものはありますか?
「記憶する」という分野が、いかにケアされていなかったかが浮き彫りになったと感じています。これは、決して先生や教育現場が悪いというわけではなく、元々「記憶できている」と認められてた水準が低かったのではないかと捉えています。正しい方法を使えば、誰でもほぼ100%憶えられる、ということを公立学校の先生方や生徒様に伝えられたことが、今回の事業で得られた重要な経験だったと思います。

ーー実証事業のなかで、達成感ややりがいを感じた瞬間があったら教えてください。
これまで届けることができていなかった公立学校の生徒さんにMonoxerを届けられたことは、まず1つ達成感があります。
さらに、新しい領域に挑戦し、成果を出すことができたからこそ、広報担当の中村さんと協働してプレスリリースからメディアの取材に繋がり、多くの反響をいただきました。
こういった取り組みが、普段は私たちの手が届かない方々に、Monoxerというプロダクトやモノグサという会社のことを知っていただくきっかけになることもやりがいに繋がってます。

ーーモノグサ社にとって、錦糸中学校の実証事業は今後どのように生きてくると思いますか?
モノグサのバリューに「Monoxerを全人類に届けることを諦めない」というものがあります。今回の公教育領域への展開は、全人類に届けることの1歩になり、さらに広く使っていただくきっかけになると思っています。この「広く伝えること」というミッションは、私たちセールスが主に担っているわけですが、これまで未知だった公立の学校へのアプローチが可能である、ということがわかったことは大きな成果です。

挑戦し続ける環境があるからこそ、めぐりめぐって「やりたかったこと」にたどり着く

ーー水野さんは、モノグサに入社して2年ほどとお聞きしています。数字だけ見るとまだ浅いようにも感じるキャリアのなかで、新しい領域への扉を開けるような実証事業を任されて、どんなお気持ちでしたか?
数字でいうと入社して2年ではあるのですが、モノグサの社員はこの2年で驚くほど増えています。そんな環境なので、2年目のメンバーでも新人という感覚は全くなく、自立して事業に向き合っています。そして、モノグサが目指すスピード感に乗るためには、チャレンジし続けなければなりません。基本的には、社内の誰もが全人類にMonoxerを届けるために、何らかの挑戦をしています。そんな環境もあってか、挑戦することは自然なことといえますね。

ーーこの経験を活かして、今後どのような挑戦をしたいですか?
今回得た経験で一番大きかったのは、これまでMonoxerを届けてきた人とはまた違った価値の基準を持つ人に、彼らの持っている価値観や言葉に合わせてMonoxerの価値を伝えられたことだと思っています。これは、記憶というこれまでケアされていなかった領域を扱う我々が、お客様本人が気づいていない潜在的な価値を伝えていくにあたり重要なポイントになります。未知の領域に対して、どのように価値観や言葉をすり合わせたかという経験を今後も活かして、届けるべき人にMonoxerを届けていきたいです。

ーー最後に、水野さんが今後モノグサで挑戦したいことについてお聞かせください。
モノグサに入社した当初、日本で暮らす外国人にMonoxerを通して日本語教育を届けたいという気持ちがありました。実現に向けて動いていたところ、新型コロナウイルス感染症の流行もあり、思うように成果が出せずにいました。

そんななか、今回の実証事業によって「公立学校には日本語教育が必要な外国籍の生徒がいる」という気付きがありました。そこには「日本語が十分に学べていないだけで、選びたい進路を諦めざるをえない」という課題があります。今回の公教育への取り組みを通じて、めぐりめぐって、日本に暮らす外国人の日本語教育への効率的なアプローチができたという感覚があります。再び、自分のルーツである外国人の日本語教育に携われる可能性に気づいたことは、自分にとって大きな成果といえます。

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