モノグサ Family Day 2024 ~開催で目指したことと、担当者が見た景色~
モノグサでは2023年から、「Family Day」という社員の家族や友人を職場に招くイベントを開催しています。このイベントは、職場の雰囲気や社員の働く姿を知ってもらうと同時に、社員同士の交流を深めることを目的としています。当日は子供やパートナー、友人と一緒にボードゲームを楽しんだり会話を交わしたりと、笑顔が絶えない温かい空間が広がりました。社内イベントの中でも非常に好評なイベントの1つです。
この記事では、Family Dayの計画段階から当日の内容までを振り返り、会社の方針や社員の声も交えてご紹介します!
モノグサ Family Dayの成り立ち
本年度、Family Dayは2回目の開催となりました!
昨年度もとても素敵な時間で、「来年もぜひ!」と社員からも言っていただいていたので、今年もワクワクと企画を進めておりました。
Family Dayは、あえて硬い言い方をすれば、社員のエンゲージメント向上・コミュニケーション施策の1つとして実施していますが、個人的には「身近な方との共通言語をつくっていただくこと」を目的として開催しています。
1日の時間の中で長い時間を占める、会社のこと・お仕事のことは、ご家族や身近な方と必然的に共有される内容だと思います。しかし、実際に働いている場所や、その会社がやっていること・作っているもののこと、一緒に働いている方のことなどは、案外伝えることが難しかったりしますよね。
特に、スタートアップで働くことが初めて、という方であれば、「会社でボードゲームをする」「社長と営業に同行する」「オフィスに等身大の(!)ポケモンがいる」ということなんて、イメージしづらいと感じています。
私個人の感覚も大いに含まれますが、オフィスの外での「今日会社でこんなことがあって…」「同僚のXXさんと喋っていて…」というような会話がリアルにイメージできるようになることは、人と人との関係においてとても価値があることだと感じています。
モノグサはオフィスが特別広いわけでも、イベント予算が潤沢というわけでもないのですが、普段どおりのオフィスに来ていただき、見ていただき、感じていただけることは絶対にある、働いている空間を共有していただくこと自体に意味がある、というのが私の考えでした。
ちなみに、昨年度、初めてのFamily Dayを開催したきっかけは、ある社員のslackでのメッセージでした。モノグサ社には、CFO細川さんがオフィスに寄贈してくださっている「等身大ポケモン」がたくさんいるのですが、社員の1人が、「このポケモンたちをみたら子どもたちが喜びそう!」と言ってくださったことがFamily Dayのきっかけとなりました。
昨年実施した際、私は一緒に当日運営をしてもらった上司に、「今年1番、いい1日だったかもしれません!」と伝えたのですが、職種や所属Groupに関係なく、たくさんの社員が一同に介し会話している姿を見られたこと、普段とはちょっと違った社員の表情が見られたことが、とても印象的だったことを覚えています。
Family Dayのテーマと企画の考え方
Family Dayの「Family」は、ご家族だけではなく、「社員と生活の一部を分かち合っている方々」と定義しました。ただ、社内には小さな子供がいらっしゃる方が多いこと、事前アンケートにて、子供と一緒に参加したいと回答いただいた方が多かったことから、ベースは子供が楽しめるコンテンツ中心で設計しました。
私は、イベントを作る時はテーマから考えることが多いのですが、今回のFamily Dayのテーマは「ものぐさをつくるひとたち」と設定しました。
モノグサ社では、「ものぐさ」という言葉を使う際、
・会社そのもの=モノグサ
・プロダクト=Monoxer
と書き分けています。
モノグサ社の社員は、モノグサという会社をつくり、かつ、Monoxerというプロダクトを作っているわけです。この2つの両方を表現する文字列として、今回は「ものぐさ」とひらがなで表現し、モノグサ社の中の人たちが楽しく顔を合わせる場にしたいという想いを込めました。
このテーマを掲げたのちに、改めてオフィスを見渡すと、ここはMonoxerというプロダクトが育つ場所であり、モノグサという会社のカルチャーが育つ場所であり、モノグサで働く社員の成長の場でもあり、オフィスは「ものぐさを育てる場」だなとしみじみと感じることができました。
Family Dayのような全社イベントの企画は、基本的にはGeneral Affairs(モノグサではHR Groupに属する、いわゆる総務担当)が担当しています。
前述したように、イベントの大きなゴールは、「社員のエンゲージメント向上」などが挙げられますが、1回のイベントだけで達成できる性質のゴールではないため、小ゴールとして、参加してくださった後にどんな感想を持ってほしいか、をベースにコンテンツを考えました。
例えば、子供と来られた方であれば、以下の3つのゴールをイメージしました(どれかに当てはまれば良いな、という感覚です)。
①子供のMonoxerでの学習意欲が上がる
→モノグサでは社員とそのご家族向けに一部コンテンツを開放していたり、オリジナルの学習コンテンツを配信できたりするので、社員の方のご家庭でもよく利用いただいています。多くの子供にとって「大好き!」とはなりづらい「勉強(=Monoxer)」の、学習モチベーションが上がると親御さんにとっても子供にとっても嬉しいなと考えました。
②子供が、「お父さん・お母さんが仕事をしている状態」をポジティブに感じられる
→モノグサではハイブリットな働き方がベースになっているので、子供がリモートワーク中の親御さんのお仕事姿を見ることも多いです。
子供にとって、お仕事中は「相手をしてもらえない時間」ではありますが、こういったオフィス見学等を通じて、親が仕事をしている状態をポジティブに捉えてもらえるきっかけになるといいなと思いました。
③「いい休日だったな」と思っていただく
→イベントの広報の中で、私は「公園に行くくらいの気持ちで来て下さい!」とお伝えしていたのですが、子供のご年齢によって、わかること・楽しめることも様々なので、難しいことは考えず、週末にいい用事ができて良かった、子どもたちが喜んでたな、なんていうふうに思っていただければ良いなと思っておりました。
その他、子供以外のご家族、ご友人、パートナーの方と来られた方であれば、やはり「"モノグサ”が共通言語になる」ことをゴールとしてイメージしました。
「あの時会った◯◯さんが〜」という会話や、「オフィスでこんなことがあって〜」という会話がリアルになったり、会社の存在を身近に感じていただけることで、周りの方との会話の幅が広がったり、会社の雰囲気からより人柄を知っていただくことができる機会になることを目指しました。
それでは、当日のコンテンツをご紹介します!
Family Dayの多彩なコンテンツをご紹介
Family Dayでは、来場者全員が楽しめるように、さまざまなコンテンツを用意しました。そのコンテンツをご紹介します。
CEOの竹内さんの挨拶
イベントはCEO竹内の挨拶でスタートしました。子どもにも分かりやすいよう、モノグサが生まれた背景や会社の目指す夢について、優しく語りかける内容でした。「モノグサを作ったのは誰か?」「モノグサの夢は何か?」といった説明は、年齢を問わず参加者に会社の目指すものが伝わる内容でした。
ボードゲーム
モノグサの企業文化でもあるボードゲームカルチャーを体験できるコーナーを用意しました。竹内さんの挨拶後、参加者は自由に交流しながらボードゲームを楽しみました。3歳でも遊べる簡単なゲームから、大人も白熱する戦略ゲームまで、幅広い年齢層が楽しめるラインナップでした。
Monoxer体験コーナー
「モノグサってどんなものを作っているの?」という疑問に応えるため、Monoxerアプリを体験できるコーナーも設置。Family Day用に特別に作成した問題集を使い、誰でも手軽にアプリを試せるよう端末を用意しました。
オフィスツアー
社員が普段働いているオフィスの見学も実施しました。当日配布した冊子の中に、いくつかチェックポイントを設定して記載し、オフィスがぐるりと回れる設計にしました。参加者が好きなタイミングでオフィスを巡り、その雰囲気を感じてもらいました。
ランチ
ボードゲームやオフィスツアーを楽しんだ後はランチタイム。ピザ、おむすび、チキン、ポテトなどの料理を用意し、参加者は食事を楽しみながら引き続きゲームや会話を満喫しました。
「リメンバー・ものぐさ」&ノベルティ進呈
入場時に配布したパンフレットには、スタンプラリーやチェキ写真を貼れるページを用意。
お土産として、この日までサプライズで用意したモノグサロゴのクッキーをお渡ししました。
退場時にはお土産とともに、ふせんに今日の感想を書いて、ホワイトボードに貼ってもらい、特別な一日を締めくくりました。最後は集合写真を撮影し、解散となりました!
関係者から見たFamily Dayの景色
マックスの目に映ったFamily Dayの風景
私は去年も今年もスタッフとしてFamily Dayに関わらせていただきました。業務外のアクティビティをとても大事にしている私にとって、同僚の大切な人々に会えるこの機会は特別で、絶対に逃したくないと思っていました。また、PRチームのカメラマンとして、皆さんの素敵な笑顔を撮るのも私の大切な役割だと感じていました(笑)。
去年は初めての開催でしたが、今年は経験を活かし、より計画的でスムーズな運営ができたと感じます。3時間弱のイベントですが、幅広い年齢層が集まるため、準備には細やかな配慮が必要でした。特に、素晴らしいオーガナイザー力を持つGeneral Affairs藤下さんを中心に、5人のスタッフで前日までに入念な準備を進め、当日は来場者全員に楽しんでもらえるよう全力を尽くしました。私自身は写真撮影に奔走し、終日動き回ってクタクタでした(笑)。
しかし、その努力の先に見えるモノグサの仲間やそのご家族の笑顔は、本当にかけがえのないものです。翌日、参加していた同僚から「子どもたちがマックスを気に入っていた」と聞き、話の流れでその社員の家に短期ホームステイをする約束までしてしまいました(笑)。
一人暮らしの私にとって、このイベントを通じて一時的に「ファミリー」の一員になれるのは、心温まる経験です。同じスタッフのCS神本さんも、同様の喜びを感じているようです:
CEOからの一言
当日プレゼンを行っていただいたCEOの竹内さんに、Family Dayに関する感想を伺いました。
モノグサの仲間が増えた1日/来年もまた仲間を増やしたい
みなさんのたくさんの笑顔を見る機会をいただき、今年も本当にやってよかったなと思うイベントになりました。
お仕事では接点が少ない社員の方ともお話する貴重な機会となりましたし、みなさんにとってもそうだったようで嬉しいです。
なにより、モノグサに新たな社員をたくさんお迎えしたような気持ちになり、とてもハッピーな1日となりました。
モノグサには、1人暮らしをされている学生インターンの方などもいらっしゃるので、来年はそういった方のご家族にもお越しいただける機会であったり、よりカジュアルにご友人などを連れて来ていただける機会にできたら良いなと思っております。
モノグサとMonoxerが広がっていく未来を「Family」のみなさんにも一緒に見届けていただくべく、来年度もぜひ、パワーアップして開催できればと思います!