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エンジニアが非エンジニア職の最終面接に参加!?

モノグサ株式会社でCustomer Reliability Engineerをしております、大野敦です。エンジニアとして日々プロダクトの開発を行っていますが、今回は日々の開発とは別の採用について書きます。しかも面接といってもエンジニアの技術面接ではなく、非エンジニア職の最終面接についてとなります。


モノグサの面接プロセス

モノグサの面接プロセスは「カジュアル面談→1次面接→2次面接→最終面接」という流れが基本です。これは開発だけでなくBizやCorpの職種でもほぼ同様です。また、必要に応じて最終面接前に追加の3次面接や面談が設定されたりします。候補者からすると内定が出るまでに多くの社員とお話する機会があり、6,7人との面接や面談をすることになります。

また、最終面接の一環としてボードゲームを一緒に行う機会もあります。タイミングによっては7,8人の社員が参加することもあるので、そうなると10人以上の社員とお話する機会があることになり、会社の雰囲気を把握する良い機会になるのではないでしょうか?

ちなみに過去にボードゲームをやったことがないという候補者の方も結構おります。ボードゲームの経験が無くても心配ありません。私も入社前はボードゲームはやったことがなく、モノグサの最終面接での経験が初めてでした。ちなみに私の最終面接のときはハイパーロボットをやりました。ハイパーロボットとはたびたびモノグサのブログにも出てくるボードゲームで、いまでも社内で話題にあがるボードゲームです。

なぜエンジニアが非エンジニア職の最終面接に参加するのか

モノグサの非エンジニア職種の最終面接では30分ずつの計1時間が面接パートとして用意され、片方の面接ではCTOとエンジニアが参加するという特徴があります(2024年11月時点)。

エンジニアが最終面接に参加すると聞くと、何か開発(プログラミング)に関する知識やソフトウェアについての知識の質疑応答があるのかと不安になるかもしれません。しかし、実際にはそのような知識を求めるようなことは行われておらず、一般的な質疑応答が行われます。

なぜ非エンジニア職の最終面接にエンジニアが入るのかというと、同職種でない社員にも会うことでカルチャーマッチをモノグサ社員側だけでなく候補者側も確認するといった観点や、モノグサの選考自体に新たな視点を取り入れるといった観点があるためです。これはエンジニアが最終面接に入りたいという場合に事前に受けなくてはならない社内研修でも明確に示されています。直近でも研修を受けて新たに最終面接に参加しはじめたエンジニアもおり、私だけでなく多くのエンジニアが最終面接に関わる予定です。

また面接の参加自体が会社のバリューの体現にも繋がります。モノグサのバリューの一つである「事業へのオーナーシップ」では「Amazing Peopleと働く」という項目があります。採用活動にかかわることはAmazing Peopleと共に働くことへの第一歩であることから推奨されていることであり、また自身の職種とは他の職種の採用に関わることはより広い範囲へのオーナーシップを求められる行動でもあります。

最終面接の候補者の中にはエンジニアと協業する経験がほぼ無い方もいらっしゃいます。そのような候補者からエンジニアとの面接が一番緊張するという声も聞いたりしますが、エンジニアとの面接ではプログラミングやソフトウェアの知識が求められる面接ではなく、カルチャーマッチや新たな視点を取り入れるために行われている仕組みであることを理解し、これまでの面接と変わらず受けていただきたいと思っています。

難しいけど達成感もある最終面接

私自身、最初に最終面接に入ったのは2021年の12月で3年近く最終面接に参加した経験があります。これまで参加した最終面接はすべて記録に残しており、数えると50回以上の回数です。月に1.5回くらいはやっていることになります。

最初の頃は面接官として適切に振る舞えるかという不安を抱えながら面接をしていました。特に記憶に残っているのは初回の最終面接で、候補者の方より自分のほうが緊張しているのではと思えるほどでした。しかし、面接を重ねる中で自分の面接スタイルが作られ、最近ではある程度のベースはありつつ単調に質問をするのではなく、候補者にとってもモノグサ理解がより深まるよう候補者との対話を重視した面接をするように心がけるようにしています。

私は質問をする際に候補者にその場で過去を振り返り考えてもらいながら話してもらえるような質問をするようにしています。例えば過去の業務の中で最もポジティブな気持ちで取り組めた業務を聞いたりするのですが、その業務内容を表面的に聞くのではなくどのような観点がポジティブな気持ちになるのかを具体的な経験をもとに話してもらうようにしています。また、モノグサに入社したとしたらどのような形で候補者がポジティブな気持ちで業務ができそうか想像しながら聞くようにしています。

事前に想定される質問に対して準備した内容で答えるのも面接ではよくある光景ではありますが、会話をする中で即興的に出てくる候補者の言葉や考えが聞けるとよりモノグサで一緒に働くことを想像しやすくなります。これまでの質問では聞けなかったようなエピソードを聞けたりするのは最終面接での面白みでもあります。

私自身がエンジニアの中ではかなり最終面接を担当する回数は多い方ですが、それでも面接で候補者の良さを引き出すことは難しく最終面接を担当するたびに反省点がいくつも出てきます。しかし、候補者と対話を行い面白い話を引き出せたときや、面接を担当した方が入社して実際に一緒に働けるときには嬉しく思い、最終面接を担当して良かったと感じています。

モノグサ株式会社では一緒に働く仲間を募集しています。
少しでも興味を持っていただけた方は、ぜひお話しましょう!