リモートワーカー多数派のコンテンツチームにおけるSlack活用法
こんにちは。モノグサでコンテンツマネージャーを務めている辻と申します。前回は寿司ネタでMonoxerコンテンツの特徴からコンテンツマネージャーの魅力を語った者です。
今回はそんなコンテンツマネージャーが属するコンテンツチームが、どういう働き方をしていて、その中でSlackをどう使っているかをご紹介できればと思います。
コンテンツマネージャーの1週間(超簡略版)
かなり簡略化したものになりますが、私の1週間をご紹介します。
月曜日
・自宅でリモートワーク
・“No meeting day”で会議がないため、コンテンツの内容チェックなど集中したい作業を行う日
火曜日
・出社してオフィスで仕事
・週次で行われるチームの定例会とPro-Devグループ全体会がある
・隔週で”Chat Time”という場を設け、チームで最近のいいこと・悪いことを共有し合う
・個人作業よりも、人と話すことが多い日
水曜日
・自宅でリモートワーク
・コンテンツ制作メンバーとして参加しているプロダクト開発に関わる週次定例がある
・隔週でチーム内のOKRと制作の進捗確認会がある
木曜日
・自宅でリモートワーク
・新規でプロダクトに載せるコンテンツについて、コンテンツマネージャー間で進捗を確認する週次の定例がある(水曜の定例は職種横断的なもの)
金曜日
・自宅でリモートワーク
・チームマネージャー鳥越さんとの1on1で、自分の担当案件状況と次の1週間の動き方などを確認する
ご覧のように、週4日は自宅でリモートワークをしています。私にかぎらず、コンテンツチームはオフィス出社は火曜日のみというメンバーが大半です(過去にはこんな記事も)。
リモートワークが多いといっても、メンバーが出社をないがしろにしてるということではありません。火曜日を「人と話すことが多い日」と表現しているように、出社日は直接対話をすることで相互理解を深める重要な日となっています。
会議が比較的少ないこともコンテンツマネージャーの1つの特徴といえます。私の場合だと、会議に充てている時間は平均で週6~8時間程度です。
(もちろんチームマネージャーはメンバー全員との1on1や他部署との打ち合わせが入りやすい都合で、他のメンバーより会議時間は多いのですが)
会議以外の時間は、コンテンツマネージャーの実務(コンテンツデータの編集や外部スタッフさんへの依頼資料作成、作成した問題のチェックなど)に充てることが大半です。基本的には、個人の作業時間が確保しやすい状況だと思います。
モノグサでは辻の入社以前からSlackの特集記事が書かれていたように、コミュニケーション手段としてSlackが圧倒的に活用されています。
そこで、リモートワーカーが多いコンテンツチームがどのようにSlackを活用しているのかをご紹介します。
Slack活用法その1 即レス
今更説明する必要はないかと思いますが、「即レス」とは以下のように「相手からのメッセージに即座にレスポンス(≒すぐに返信)」することです。
「即レス」とは実際どれくらいの時間で返信することを指すのでしょうか。私の感覚値としては「およそ5分以内、遅くても15分以内」です(もちろん個人差はかなりあると思います)。
その観点から見ると、上の例は辻宛にメンション(@tsuji)のついた投稿があった1分後には返信しているので、即レスできていると言えるのではないでしょうか。
個人的な心がけとして、業務時間中は可能な限り即レスするようにしています。
相手からの連絡に対してなかなか返答しないままでいると、その人の次の作業や意思決定も遅くなってしまいます。オフィスであれば「あの連絡見てくれた?」と声をかけられるのですが、リモートワークではそうはいかないので、相手の次の行動を停滞させないために即レスすることはそれなりに理があることだと考えています。
また、Slackのようにフロー情報(一時的な情報)がやり取りされる場では、「あとで返信しよう」と放っておいているうちに情報が更新されて返信しても手遅れということがあります。ですから、情報が鮮度を持っているうちに処理してしまうのがいいと考えています。
会議や移動時間が多かったり、多方面からひっきりなしに連絡がくる職種や役割であれば別ですが、コンテンツマネージャーの働き方は比較的Slackを確認しやすいはずなので、即レスできるケースが多いのではないかと思います。
ちなみに、チームとしてそういう方針があるわけではないのですが、コンテンツチームのメンバーは即レスをくれることが多いです。
辻から同じチームの中根さんに確認したいことがあった際のやり取りです。内容は詳らかにできないのですが、私の認識齟齬があった点を中根さんがすぐに指摘してくれたため、勘違いしたまま作業を進めずにすみました。
もちろんどんな場合でも即レスが重要というわけではないですが、基本姿勢として即レスすることで、リモートワーク中心の仕事でもチームで連携しながら仕事をしやすくなるのではないかと思います。
Slack活用法その2 お困りごと相談チャンネルの運用
次に、コンテンツチームによるSlackを使った独自の取り組みをご紹介します。
コンテンツチームではSlackの「#contents-manager-お困りごとtweet」というチャンネルで、業務上の不明点や相談事項を気軽に投げられるようにしています。
プロダクトの仕様に関する疑問点を質問する場としては「#dev-questions」というチャンネルがすでにあったのですが、コンテンツマネージャーの業務のお困りごとを相談する場は以前はありませんでした。
コンテンツマネージャーは業務でエクセルやGoogleスプレッドシートを扱う際に関数をよく使います。しかし、あまり関数に慣れていないメンバーもいるため、「どういう関数を使ったらいいかわからない」というお困りごとを解決する場を作りたい、というのがチャンネル創設の背景でした(ちなみに私も困っていたメンバーの1人です)。
コンテンツチームには鳥越さんや河合さんのように関数やGASを自在に使いこなす方々や、他チームとなりますが宮坂さんのようにエンジニアとしてシステムの仕様を設計しており、コンテンツマネージャーが突き当たるプロダクト上の疑問点に明るい方がいますので、たいていのお困りごとはすぐに解決することができます。
#contents-manager-お困りごとtweetでやり取りされる内容には、コンテンツマネージャーの業務ナレッジとして溜めておいて、今後の業務に役立てたいものもよくあります。
そこで「#contents-manager-ナレッジ蓄積用」というチャンネルを設けて、業務上役立ちそうな投稿に「CM業務ナレッジ」というスタンプを押せばそのチャンネルに転送されるということも運用しています。
おわりに
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はリモートワーク中心の働き方で生じやすいコミニケショーン上の障壁を、コンテンツチームがSlackを使ってどう乗り越えているかの一端をご紹介しました。
ちょっとした意識や工夫で離れている仲間とうまく協力しながら働ける状態は作っていけるはずなので、今後もまだまだ創意工夫の余地がないか探していきたいと思います。